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秋田県能代市で作庭を行う福岡造園のブログです。 日々の仕事や活動等の最新情報を載せていきます。

小スペースの土壌改善

2024年04月13日
土の手入れ
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植栽依頼を受けた時、真っ先に行うのが土壌調査。
あちこちに穴を掘り、ここで樹木が育っていけるかどうかを調べます。

工法

調査結果と改善策。
今回の現場は、土質や浸透状況が、2020年に行った植栽と似ていました。
コンクリートで水の動きが阻まれていたという点では2021年の状況と似ているため、2件の工法を組み合わせて、通気通水の改善を図っていきます。

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側溝脇に掘った浸透桝の穴。
水が湧き出しているのが見えます。

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浸透桝と暗渠を設置。
深さ1mの桝には地下の水と暗渠管の水が集まり、桝内の水位が上がると側溝に排出されます。
桝と管の内外は軽石と木炭。
フィルター効果を発揮して、浄化された水が地下や側溝に抜けていくという仕組みです。

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水はけの悪い所では、高植えが鉄則。
そのための土留めを、既存の石を利用して積んでいます。
モルタルを使うと、ここでまた水が停まる。
石の隙間から水が抜けられるよう、ある程度の保水も望めるよう、裏込めには軽石を使いました。
植栽周りの土留めは、土を止めつつ水を止めない工夫が大切ですが、これがしっかり機能すると、側溝への泥の流れ込みも防げます。

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敷地に生えていた砂苔を張って完成。
ただ木を植えるだけだと半日掛かりませんが、植穴の数十倍の穴を掘り、地下に工夫を凝らしたので、所用3日の作業となりました。
仕上がりは、後日。

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FUKU
Author: FUKU
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