杜の木漏れ日

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そこにあるものを活かすこと

先週のことになりますが、玄関脇の土留めと修景を兼ね、花壇の改修を行ないました。

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あいかわらず現場は散らかり放題。
約80個の石を積むのに5倍の量を持ち込んで積んでいますが、石山で選んで現場で選んで、素材を厳選して使えるのは、作り手にとってとても幸せなことです。
そんな幸せをかみしめながら石を積むヤングボーイでした(笑)。

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ということで、寄せていた樹木や草花を植え戻して完成です。
隣接する塀や建物の外壁に合わせ、横方向の平行を基調としたコバ積みにしましたが、春にやったコバ積みよりも大き目の石を使って、少し重厚感が出るようにしてみました。

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グレー系の石ですが、水を打つとまた色が変わります。
この石は男鹿半島の寒風山から産出する石ですが、現場から採石場までは15分と掛かりません。
近くの石を使うのが一番自然で無理がなく、庭にも馴染み、庭もまた土地に馴染みます。
木もそうですが、土地のモノを使うと庭と庭の周りの風景が繋がりますから、そんなことを考えて、今回はこの石を使っています。

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半乾きの状態。
石はいろんな表情を持ちますね。
私は、打水や雨で濡れた石がだんだんと乾いていく状態が好きなのですが、石の風情によって草花や木も違って見えてくるから不思議です。

花壇に植えた木や花は全て既存のものですが、そこにあるものを活かすことが出来た時、植木屋として最高の喜びを感じます。
素材を活かせる喜び、つくる喜び、ご家族に喜んでいただけた喜び、喜びを共感できる喜び、今回もたくさんの喜びの中で仕事が出来たことに感謝です。


というわけで、春から続いた花壇作りも一段落。
これから剪定シーズンを迎えますが、その合間を縫い、東京に研修旅行に出掛けてきました。
いろんなことがありすぎて頭も写真も整理できない状態ですが、これから少しづつご紹介して行きたいと思います。
乞うご期待^^。



Comments 2

紅の葉  

タキさんへ

こちらこそ、突然の案内で失礼しました。
東京、楽しかったですね。
私も貴重な体験ができました。
またこのような機会があったらご案内します。
今度は夜の部も参加できたらいいですね(笑)。

そこにあるものを活かすのが庭づくりの奏功の元かもしれません。
挟土さんは矢沢永吉のファンだそうですが、そこんとこヨロシクということで、これからもよろしくお願いいたします(笑)。

2010/06/16 (Wed) 10:20 | EDIT | REPLY |   

タキ  

東京研修の際は勝手に参加してしまい失礼しました。でもお蔭さまで一人で行ったより何倍も勉強になりました。勉強になりましたが難しすぎて解らないこともいっぱい増えてしまいました。
そこにあるものを生かす。それが庭師の『底力』。
高価な物、希少な物を使った庭がいい庭ということではなくて、いかに素材を生かすかが大事ですね。

2010/06/14 (Mon) 20:15 | EDIT | REPLY |   

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