杜の木漏れ日

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悲しい街路樹たち

今日はお盆の朝市がある日、ということで、早朝から北秋田市まで。

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朝市の設営を終え、現場へと向う途中で見た景色です。
この通りのイチョウ並木は数年前に強剪定され、ようやく枝葉が再生してきた今冬、また同じような剪定が行われてしまいました。
そしてこの夏、わずかしか伸びていなかった枝が、また切られてしまったようです。
イチョウは虫が付くわけでもないのに、なぜまた今、このような剪定が行われてしまうのでしょう?

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同じ通りにはプラタナスやヤナギもありましたが、やはり同じような剪定です。

夏の強剪定は木にとって大きなダメージとなるばかりでなく(参照 「悲しいイチョウ」 http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/blog-entry-12.html)、歩行者から快適な木陰を奪ってしまいます。
このような剪定を見ると、熱中症が多発する今年のような暑い夏に木陰を作れない姿にしてしまうことへの大きな違和感を覚えるとともに、樹木に対する愛情の欠如や、何のために街に木を植えているのかという強い憤りを感じずにいられません。

3年前の今頃、能代でも県道のプラタナスが丸裸にされたことがありましたが http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/blog-entry-41.html、それに異を感じた一市民の方の勇気ある投稿が元となって市議会質問に発展、地元紙も大きく取り上げたことから能代の街路樹の方針が変わったということがありました。

こちらは隣の市で、この地元紙の圏外となることからも、あまり街路樹に関する関心度は高くないのかもしれませんが、一昔前の能代がそうであったように、この地域の方々にとってはこの木の姿が当たり前の景色であり、市民が木に対して望む形なのかもしれません。
でもこの街にも、樹木を慈しむ方はいて、街並みの景観を考える方はきっといるはず。
勇気ある声が街を変え、街の木を救います。


数年前の秋の早朝、やはり朝市で通ったこの街路で、黄金の絨毯と化した落ち葉の景色を見て神々しいほどの感動を覚えたことを思い出します。
願わくば、この街路の木たちが木らしい姿となり、植えられた当初に皆が願ったはずの、街路樹本来の役割を果たせるような姿になることを祈ってやみません。

明日はお盆です。
ご先祖さまへの感謝とともに、秋田の木、日本の道の木全てが美しくなることを願い、手を合わせたいと思いました。

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