杜の木漏れ日

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街路樹再生、観察開始 !

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事情があって元から切られてしまった市内の街路樹(プラタナス)からヒコバエが出てきていました。

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この木はもともとこんな姿でしたが(真ん中の木)、木が小さかったことから間引きの対象となったのかもしれません。

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これは、市立図書館の駐車場前にあるプラタナスですが、これも冒頭の写真と同じく、切り株から再生されたもののようです。
萌芽後5,6年は経っていると思いますが、樹高にして7m、二本立ちとなった株の幹の太さはすでに、缶ビールぐらいはあります。
意図的に再生したものか、放任していたらこうなったのかはわかりませんが、樹木の再生法を研究するには貴重なサンブルです。

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これは、冒頭のヒコバエの並びにあるブラタナスですが、数年前に樹高2mぐらいのところで断幹されたものです。
秋田県庁周辺のブラタナスはこのやり方で樹形再生されたものですが、この切り方をすると必ず切り口から枯れ下がります。

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同じ通りの並びには、やはり断幹されたケヤキもありますが、枯れ下がりは顕著です。

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ということで、このプラタナスのヒコバエ、もしかしたら里山の雑木の更新法を応用すれば自然樹形に再生できるかもしれないと、かねてより市に研究観察のお願いをしていたのですが、このたび晴れて看板と囲いができました。
囲いはうちでやらせていただきましたが、看板は管轄の担当課で作っていただきました。

ここは、芝生の下刈りなど、町内の皆さんが自発的に手を入れてくださっているのですが、生い茂る草の中ではヒコバエは分かりにくく、草と一緒に刈られてしまうこともありました。
そんなわけで、今回、目印として看板と囲いを設けさせていただいたのです。

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まだ細いヒコバエは不安定でしたので、近くに落ちていた枝を利用して、補強と目印を兼ねて支柱を付けてあげています。

これからまたヒコバエが生えてくると思いますが、生育状況を見ながら徐々に株を間引いていき、街路樹として独り立ちできるかどうかを観察していきます。
強剪定された木を自然樹形に再生するにはかなりの年数と技術を要しますが、このやり方なら、自然樹形に再生できるかもしれません。

里山の更新は約20年周期で行なわれるもの、樹種や樹齢、木の健康状態、切る位置や切り方などによって再生できるかは変わってくるかもしれませんが、せっかく芽生えたこの木の命を無駄にしないためにも、次へと繋ぐ研究をしていきたいと思います。

ブログをご覧の方にお願いですが、もし、この種の再生法で成功した街路樹や公園樹の実例をご存知でしたら、お知らせ下ると幸いです。
また、この再生法についてのご意見やアドバイス等いただけましたら、参考にさせていただきたいと思います。

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