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街の緑1(勉強及び視察)

プラタナスに思うこと

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先日丸坊主にされた県道のプラタナスです。

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一昨日、同じ道を通りかかると、反対側の木が少し枝を残した剪定に変わっていました。

実はこの間、見かねて県の担当課に事情を聴きに行っていました。
様々な制約がある中でも、できる限り景観や木の生理に配慮した管理をしてほしい旨お願いしたところ、声が通じたようです。

道の両側の木の形が違うのは景観的にもバランスが悪く、夏場はこれでも切り過ぎなのですが、この通りでのイベントを数日後に控えたこの時期、工期の無い中でやり方を改めたというところを評価したいと思います。
県に話をしに行ったのはこれで4回目ですが、今回もいろいろと提案させていただきました。
秋田が本当の意味での「美の国」となるよう、活かしていただけたらありがたいです。


この通りの剪定を見ていると、毎年のようにやり方が変わります。
一昨年は丸坊主、市内の街路樹に関する世論が高まった昨年は少し枝を残し、今年はまた丸坊主です。

入札で行われる公共工事は業者が変われば手(剪定のやり方)も変わるのは当然ですが、よほどのことがない限り、これほど大幅に変わるということはないのではないかと思います。。
このようなことが起こる原因には、発注側が明確な剪定仕様や管理方針を持っていないということや、担当課の中に業者を監督指導できる専門知識を持つ人がいないこと、役人が現場を見に行かないこと、役所内での引き継ぎや連携がうまくいっていないことなどがあげられるのではないかと思います。

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これは、先月初め、市内を移動中に見た市道の街路樹剪定(トウカエデ)ですが、これなども、夏期に行う剪定としては切り過ぎです。
これは業者ではなく市職員の方が行っていたものですが、事情を聴いたところ、仕様を指示する担当者と剪定を行う作業員との間の連絡がうまくいっていなかったようです。

私も若いスタッフに庭の剪定を任せることがありますが、そんな時などは必ず現場で見本を示し、どのように手を入れるかの確認を行います。
街路樹の剪定なども、事前に見本として1本剪定し、両者が現場で仕様の確認をしてから剪定を始めるべきですが、このことは、同じ所内の担当職員と作業員だけでなく、発注者と受注業者の中でも行われるべきです。
できればこの時点で、剪定の要望を受けた町内会などへの説明もできればベストなのではないかと思いました。

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この写真は、これも先月に剪定された二ツ井地区のプラタナスですが、今回は下枝のみが外されています。
県道のプラタナスも市道のトウカエデも、木の生理や木陰の確保を考えれば、夏場の剪定はこの程度の軽い剪定で十分なのではないかと思います。

ちなみにこの通りの木は、数年前に市の作業員によって幹の途中から切られたものでしたが、これもまた、担当者と作業員との連絡不足から起こったことでした。
以前、能代市内の公園でも、木を小さくしてほしいという住民の要望を市が聞き違えて根元から切ってしまったという記事を地元紙で見たことがあります。
「報告・連絡・相談」の「ホウレンソウ」が大切とはよく言いますが、行政には同じ過ちを繰り返さないような体制作りを進めてほしいと思います。


市内の県道国道は県の管理、市道は市の管理ですが、同じ市内の街路樹がまるっきり違う形をしていたのでは統一の取れた美しい街並にはなりません。
課内や庁内での連携もそうですが、市県との連携も大切、管理者の違う市内の緑を一元管理するための、連携の場が必要なのではないかと思います。
力関係からいけば、県は市町村を指導する立場ですが、市から県への提言などもあってもいいと思います。
平等で対等な連携のもと、街中の緑を良いよいものにしていくために、そろそろ本気の取り組みをしていただきたいものです。


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プラタナスに話を戻しますが、これは、八峰町の峰浜野球場の公園にあるプラタナスの列植です。
県道のプラタナスと同じぐらいの太さですが、樹高は約10m、ほとんど剪定されていないのでプラタナスらしい樹形を保てています。

方針を持って植えられた木は、こんなにも素敵です。
この公園のプラタナスを見た時、この木の大きさに見合う街路にこのプラタナスがあったらどんなに素敵だろうと思いました。
電線等、様々な障害のある街中にこの大きさは不釣り合いかもしれませんが、ケヤキ公園の巨木の街路樹を見ればわかるように、初めから木を大きくすることを念頭に置いた都市計画をすればこの姿も可能です。

県道でブツ切りされるプラタナスを見る度に思うのは、街路の条件に合った樹種を選ぶことの大切さと、ここには本当に街路樹が必要なのかという事前の議論の必要性です。
でも、植えられてしまったものは仕方ありません。
この条件の中でいかにプラタナスらしさを残していけるか、どうすれば人と木が共存していけるのか、今、そんなことを真剣に考えていく時期なのではないかと思います。

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県道のプラタナスはアメシロ対策としても行われています。
写真は、峰浜野球場のプラタナスを木の下から見たところですが、木の内部にこのぐらいの空間があれば、アメシロの薬剤散布も十分届きます。
ブツ切りをするから枝が混み、薬剤が届かなくなるのですから、長い枝をただ短く刈り込むのではなく、隙間を作ってあげることが大事です。
また、美しい剪定とともに、木酢液など、虫を予防する対策等も取れれば、住民からの苦情も減るのではないかと思います。

県では交通や電線の支障とならないようにこの剪定をしているとのことですが、管理しやすいように木を小さくしたいのなら、弘前公園の桜の剪定法にも学べるものがありますし、里山の萌芽更新法にも学ぶべきものがあります。
そんな研究を、市県の連携のもとに行えたら素晴らしいですね。


久々のPCからの更新が嬉しく随分と力が入ってしまいましたが、先日の北羽新聞にもありましたように、9月市議会一般質問(9月15日)では、昨年の3月議会に続き、街路樹問題が取り上げられます。
(市HPの議会情報ですhttp://www.city.noshiro.akita.jp/c.html?seq=3436

質問者は二ツ井の菅原隆文議員ですが、菅原議員が街路樹に関する質問をするのは今回で3度目、今回は市内の街路樹に関する「管理の考え方」と「街路樹の効能と剪定」についての質問となるようです。
ブツ切りが横行していた旧市時代、能代で街路樹に関する質問が出ることはありませんでした。
中に居れば中のことは見えないものです。
これまで隣の町だった外(二ツ井)の議員さんが中(能代)のことについて本質的な質問をするということもまた合併の成果ですね。
このような質問を機に、市県が本当の意味で真剣に街の緑を考えていけるよう、私も市民の一人として、ぜひ議会を傍聴しに行きたいと思います。

※今回の9月市議会は二ツ井ではなく能代市の議事堂です。

※プラタナスについては以前にもブログで少し書いています。ご参照ください。

http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/blog-entry-41.html

http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/blog-entry-47.html
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