杜の木漏れ日

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街路樹は再度泣く

今日も能代市内で仕事、昼食を兼ねて街なかへ。
先日ブツ切りされた街路樹を再度見に行きました。

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昨冬、ブツ切りから5年経過したイチョウを丹精込めて「透かし」に直した木がこんな姿になりました。
数年分の枯枝や切り残し枝もすべて外したのに、また一から出直しです。

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同じ並びのイチョウです。
たいして混んでもいない木が、芯ごと、電線の真下でぶった切られました。

この木を手入れした時のことを、以前のブログにも書いていますが、
http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/blog-entry-117.html

この時の剪定で、私が一番上手だと思ったのがこのイチョウでした。
これは、市内で開業するうちの卒業生が手がけたものです。
魂込めて手を入れた木をこんな姿にされて、無念だろう、悔しいだろう。
ブツ切りの方針を改めたはずが、業者の厚意に甘えるだけ甘えて、行政はいったい何をやっているんだ! あんた方は一体何をしたいんだ!と言いたい。

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毎年、再生に向けて段階的に手を入れていたプラタナスも、2年前と同じ姿に戻りました。

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アオギリもこんな姿に。

市街地を一周してみましたが、電線のある地域の街路樹はほぼ壊滅です。
ヤングマンと二人、呆然とその場に立ち尽くしました。
もう、怒りを通り越して呆れてきます。
これが能代か。これが俺のふるさとなのか。二ツ井はこんな街と合併したのか。
恥ずかしさと情けなさで涙が出てきました。

俺がやってきたことは一体何だったんだ。
いつまでやればこの街は再生するんだ。
能代の人間は誰も何も感じないのか。
能代のレベルはこんなものか。
木都能代の底力を見せてみろよ。
立ち上がれよ能代。
そんな思いです。

「街路樹は微笑む http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/blog-entry-114.html」が、また「泣いている」に戻りました。
「365歩のマーチ」の歌詞に「三歩進んで二歩下がる♪」とありますが、これで10歩も後退、もう私も、トホホな気分です。

Comments 4

紅の葉  

morinofさんへ

morinofさん、こんにちは。
そちらでもやはりそうなのですか。この街では合併前からブツ切りが慣例化していましたので、私は二つの街が対等にリセットするこの合併が、この街の緑を変えるチャンスだと思いました。しかし、この街の行政や市民が心からそう思わない限り、この街の緑は良くはならないでしょう。人が人を変えることはできませんが、人は自分で変わろうと思えば変われるそうです。これからも、そんなきっかけづくりをしていきたいと思います。

2010/12/02 (Thu) 08:13 | EDIT | REPLY |   

morinof  

何のため?

こんにちは。
記事を読んで昨日のことを思い出しました。
唐楓の並木が、同じように丸坊主剪定の真っ最中。
後1週間か10日も待てば紅葉真っ盛りの葉っぱも
落ちてしまうのだから、もう少しだけ移ろいゆく季節を
楽しませて貰いたいのに、なぜ待てないのでしょう。
いったい行政さんは何のために木を植えたんでしょうね。
私の住んでいる小さな町も吸収合併状態で、こんな不快で
理不尽ななことが目に付くようになりました。
何のための合併だったんでしょうね。

2010/12/01 (Wed) 12:36 | EDIT | REPLY |   

紅の葉  

三人寄れば文殊の知恵

鈴ちゃん、いつもコメントありがとうございます。
つい熱くなり、「能代の人間は誰も何も感じないのか。」なんて書きましたが、鈴ちゃんはじめ、街の木に思いのある人が能代にはたくさんいることを私は知っています。一般の方ばかりでなく、役所の人の中にもたくさんおりますし、メディアの皆さんにも心ある方はおります。ただ、心ある所からは声が上がらないという現実もあります。マイナスなイメージのものを問題提起していくのは本当に勇気と責任が要りますから仕方ないのですが、行政側は、声が上がらないということは市民も納得しているものと捉えますから、能代に私のような常識外れのバカ、もとい、同じ思いを持つ良識の人が居ないかと探しているところです。同志をバカ呼ばわりとは失礼ですが(笑)、こんなことはバカにならなければできません。「世の中を変えるのは若者とバカ者だ」といった方がおります。そんな志を持つ若者と大バカ者が能代に増えることを祈っています。

さて、今回の剪定は電線支障の剪定だと思いますが、以前、このような剪定が及ぼす害とそれを回避する対策を書いていました。さきほど記事の追記として載せましたのでご覧ください。
私が今回怒こっているのは、このことについてはこれまで何度も役所の方に指摘していたのと、街の緑を大切にするという方針を出しながら役所自身がそれを理解していないこと、これまでと同じ金額で剪定を請け負い3倍の手間をかけてブツ切りを再生している業者さんたちの厚意を無にするようなことをしていること、今年に入りこんなことが3度も起こったことです。
電線の問題は、今冬に市民プラザで開催した「小さな街路樹サミット」でも能代の問題として取り上げていますが(ブログの2月の所をご覧ください)、街路樹には様々な問題があり、1本の木にもさまざまな課が関わっていますから、各課がその問題を把握することと連携して解決していこうという姿勢が大切です。しかし現状は、こちらから話を持ちかけない限り、庁舎内からそんな声が上がることはないようです。あればこんなことは起こらない。ボトムアップが無いのならトップダウンしかありません。トップにはそのあたりの所、しっかりしていただきたいです。
30年ぐらい前の西村市長さんの時代(私はまだ隣町の高校生)、能代には「緑化プロジェクト会議」のようなものがあったのをご存知ですか。国道を曲げ、けやき公園を残す時にもそれなりの連携会議があったのではないかと思います。今、街路樹の惨劇を前にしてこのような連携が起こらないのは、それだけ行政が危機感を持っていないのと、これまで行政がやってきたブツ切りに対して本当に反省していないからです。何かというと「予算が無い」ですが、無ければ無いなりの知恵を出さなければ。「3人寄れば文殊の知恵」とはよく言ったものです。多方面からの声を聞くための連携会議が今、能代には必要です。
市民の声が世論を作り、行政を動かします。能代市民の皆さん、どうかよろしくお願いいたします。

2010/11/28 (Sun) 09:52 | EDIT | REPLY |   

鈴ちゃん  

前の記事を読みました。普段、なにげなく見上げている街路樹に、こんなにも愛情を注ぎながら、ご苦労しながら、お手入れをして下さっている人たちがいることに心から感謝したい気持ちです。

もう少し、各方面と連携を取れる体制にして欲しいものです。せっかくのご苦労が水の泡ではありませんか、、、。

2010/11/27 (Sat) 23:20 | EDIT | REPLY |   

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