杜の木漏れ日

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我が愛しの街路樹たち

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今日は二ツ井町内で雪寄せでした。
近くの通りで除雪作業をしていたのでちょっと覗きに。

イチョウ並木と市

写真のように、この通りでは朝市が開かれます。
この日は5日の市の準備のために、出店者の皆さんが雪寄せをしていたようです。

この通りにはイチョウの街路樹があります。
上の写真をよく見ると、街路樹の枝が少ないことがわかると思いますが、実はこれは4年前のものです。

思えばこの並木は、この時にうちで手掛け、能代市内で初めてイチョウを透かしでやった所でした。
(その時の記録です→http://www.shirakami.or.jp/~niwaya/07-sentei.htm

市にはこの年の前年にブツ切り改善を呼びかけていましたがまだ透かしへの理解は浅く、能代市街の街路樹はまさにブツ切りのオンパレードだった時代です。
この剪定を切っ掛けとして、小さな二ツ井地域にできることが大きな能代地域に出来ないはずが無いと、この剪定を前例という手土産にして、市長さんに対談を申し込んだのが昨日のことのように思い出されます。
(市長対談の様子→http://www.shirakami.or.jp/~niwaya/niwa-kai-07-0401.htm

その後もずっとこの木たちを観察、必要に応じて支障枝の剪定を奉仕で行い、落ち葉掃除などもしてきましたので、私にとっては一生忘れられない愛しの木々たちです。

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剪定直後のイチョウです。
幹の途中から数本の枝が分岐しているのがわかると思いますが、この通りの木たちもまた、数年前にブツ切りされたものでした。

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剪定2年目です。
枝ぶりがずいぶんと軟らかくなってきました。

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そして4年目の今年。
剪定後からは下枝を外すぐらいのことしかしていないので、本当によくなってきました。
このぐらい枝が付いていると、夏は心地よい木陰が出来ます。

木は切られなくても生きていけます。
いたずらに毎年手を入れて形作ればいいというものでは無くて、切らないことも管理のうちなのです。
そんなことをこの木が教えてくれていますね。

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歩道側を見てみましょう。
少し隣家側に伸びてきましたが、出た分の枝を付け根で抜くか、あるいは元から抜くかで対処するだけでいいと思います。
全体に細かに手を入れると徒長が出たり、黄葉が遅れるなどの異変が起きますから、それを考慮しながら手を入れなければなりません。

公園の並木に残る街路樹の理想形(写真展より)能代市:
(クリックで拡大できます)

これは、私が能代の街路樹の理想形として考えている市民プール前のイチョウ並木です。
この朝市通りもいつかこんな柔らかな雰囲気になり、買い物客の皆さんに涼を与えてくれたらと思います。

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※4年前の剪定時は張り切り過ぎて枝を抜き過ぎた感があり、徒長や枝下がりを起こした木もありました。
 美しい樹形をつくることにとらわれるあまり、私は木が生きていることを忘れてしまっていたようです。
 剪定の強弱や加減は難しいです
 その木の特性や生きてきた歴史を知り、その時の木の状態を見て手を入れてあげなければなりません。
 手本の無いままに行った街路樹再生は、私にいろんな教訓を与えてくれました。
 今の私の剪定観はコチラですが→http://konohanoniwa.blog61.fc2.com/blog-entry-306.html
 また変わるかも、いや進化するかもしれません^^。

Comments 4

紅の葉  

鈴ちゃんへ

透かし、秋田弁では「すぐる、すぐり」でしょうか。
透かしは優れた手入れ、選りすぐりの剪定ということですね。
すかしまあ、あの木の手入れだばじょんずだな!
そう言われるように頑張りたいと思います(^ー^)。

2011/02/07 (Mon) 19:40 | EDIT | REPLY |   

鈴ちゃん  

透かし

と言う言葉ですが…、わりと生活の中で使ってた気がして、昨夕、市民体育館前の街路樹を見上げながら、庭師さんの世界にも、『透かし』と言う言葉があるんだなぁと思いました。
バッチバッチと切らないで、外見からも、いかにも「切りました」とわからないように、優しく形を整えてあげるのが親切と言うものですよね(笑)
それにしても、畠町の街路樹のあの切り方にも慣れてしまっていましたが、あんな形にしておくのなら、最初から植えない方が樹への思いやりだと思います。
江戸川区とか、都会の方がよっぽど樹が樹らしく存在していますね。
能代が大好きな私ですが、畠町の緑のトンネルを歩いてみたいですね…。


2011/02/07 (Mon) 09:28 | EDIT | REPLY |   

紅の葉  

鈴ちゃんへ

今日はいいお天気でしたね。
ここ二、三日の暖気で雪も少し凹んだようです。
それにしても鈴ちゃん、「透かし」という言葉が普通に出てくるようになりましたね(^ー^)。透かしは木を普通に見せるやり方で、木に普通に生きてもらうための剪定法です。透かしの中にも種類がありますが、落葉樹に一番適した透かしを「野透かし」と言います。木が野にあるように自然に透かすから野透かしです。いつの日か、能代の街路樹のほとんどが野透かしになったら、能代は本当に日本一になりますよ。早くそんな日が来ることを祈ります。

2011/02/07 (Mon) 00:07 | EDIT | REPLY |   

鈴ちゃん  

立春

ご無沙汰しております。仕事と家事でなかなかPCの時間が取れませんでした。
今日も、体育館前を通り、街路樹を見上げてきました。
ぶつ切りは、見た目もよくいないですね。
『透かし』の技術は自然で、見た目も違和感がないです。
このお写真、二ツ井、雪が多いですね!
それでも市が開かれて、厳寒にも元気もらえます!

2011/02/06 (Sun) 22:54 | EDIT | REPLY |   

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