杜の木漏れ日

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地元小学校の植栽工事完了

工期間近だった地元小学校の植栽工事が完了しました。

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ヤマザクラの植栽です。
隣地に枝が伸びないように、前傾で片枝の木を選んで植えています。
支柱は、出来れば後ろの2本だけにして幹の曲がりを見せてあげたいところですが、ここは川風が強く時々風向きが変わることから、3本支柱で支えました。

支柱の取付には、最上部の結束点から竹を長く出さないことや結び目を裏に隠すこと、目立たない茶色の縄を使用することなどの仕様もあり、地元の公共植栽のレベルが高くなってきていることを感じます。

以前、緑の景観を考える会で支柱講習会を開催、市長さんにも支柱を控えめにした植栽支柱のあり方を提案しましたが、この仕様にもそれが取り入れられています。http://www.shirakami.or.jp/~niwaya/niwa-kai-07-0501.htm

考えてみると、提案後に公共植栽をしたのは初めてなので、あの時の提案を今、自分自身の手で仕事で行っていることになります。
小さなことですが、行政への提案がこんな形で実現できていることに、感慨無量の思いです。

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水はけが悪いので、土から出た石を利用して暗渠をつくりました。
高植えになったことから、土留めの石積みも行っています。

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石だけでは水の流れが悪いので、残った支柱の竹を数本づつ、暗渠の中に仕組んでいます。
ちゃんと流れてきてくれて一安心です。

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今回は、コブシやソメイヨシノと合わせ、数本ずつで4カ所の植栽となりましたが、いずれも真ん中の木を一番高く、左右に向けて樹高を低く枝張りも広がるよう、林のような植え方をしています。
もちろん、幹のソリも、真ん中を起点に左右に曲がるような木を選んで植えています。

公共工事でこのような曲がりのある木を使い、寄せ植え式の植え方をしたのは初めてですが、公共でもより自然味のある植え方をするべきだとの思いから、一つの試みとしてやってみました。

公共工事は、万民のためにあるもの。
いつか故郷の公共植栽が個人邸並みの完成度となるよう、提案と実践をしていけたらと思います。

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