杜の木漏れ日

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ドイツトウヒの透かし

先日行ったドイツトウヒの透かしです。
ご依頼は、樹形をコンパクトに、目線が抜けるぐらいにということでした。

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                   剪定前        →          剪定後

下枝を外して足元をすっきりさせ、枝葉の隙間からうっすらと幹が見えるぐらいに仕上げました。
芯は途中から2本立っていましたが、短いほうの芯を残して樹高を下げています。
高さ8mほどの木でしたが、これで1.5mほど低くなりました。

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反対側から見てみます。
サイドを切り詰めるときれいな円錐形にはなりますが、無理に短くすると雰囲気が硬くなります。
ここは庭というよりも緑地なので、出来る限り自然樹形を活かします。

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剪定前の、木の内部の状態です。
枝葉が混み合い、枯枝がたくさんついていることから、風通しが悪く内部に日光が入ってこれない状態です。

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剪定後、枯枝をすべて外して枝を抜くと、日が入ってくるようになりました。
数年手を入れていない針葉樹を一気に薄くすると、直射日光で幹がひび割れ、枯れてしまうことがあります。
また、枝数が急に少なって採光が良くなりすぎると、これまで日の光に当たっていなかった葉などは、葉焼けを起こすこともあります。
そんなことを考えて剪定の程度を加減、一度に絡み枝は外さずに、適度な枝葉の量を確保します。
剪定量は、全体の3分の1というところでしょうか。

日差しの強い夏、トウヒやモミなどの針葉樹の透かしには気を遣いますね。

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