杜の木漏れ日

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ヤマモミジの透かし

日に日に暑くなりますね。
今日は日曜ですが、先月思いがけず長いお休みをいただいたこともあり、お盆前は休日に関係なく仕事です。

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ということで、今日はヤマモミジの透かしです。
15年ほど前までは刈り込みに近い樹形をしていましたが、少しづつ手を入れているうちに、それほど徒長枝も発生しなくなりました。
このまま手を入れなくてもいいような感じですが、木の下の下草に適度な光量をもたらすためにも、ほんのちょっとだけ手を入れます。

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剪定前の状態を木の中から見たところです。
夏場の落葉樹はあまり太い枝で落とせないので、木鋏で切れる程度の細い枝を小透かしで抜いていきます。

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枝抜きしたところです。
枝の付け根にある小枝を外して、内部に風が入るようにしました。

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ということで、こんな具合になりました。

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柔らかい枝先を残しているのと、枝数が少なくなったおかげで、わずかな風でも枝葉がそよぎます。
毎年、その木の状態を見て、どんな風に手を入れるのかを考え、少しづつですが工夫しています。

庭は作った時が完成ではないと言いますが、手入れも、鋏んだ時が完成ではありません。
このやり方が成功かどうか、来年この木が教えてくれるでしょう。
失敗していたら、また新たな方法を考えたり、時には手を入れることを休んだりするかもしれません。
こんなことの繰り返しが、植木屋としての自分を育ててくれます。
植木屋は、一生修行ですね。

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