守るべきもの
浜田省吾の、「僕と彼女と週末に」という曲に出てくる一節だが、昨日、偶然入った書店でCDを見つけ、初めてこの歌を聴くことができた。
実はこの一節、先月発売の庭誌200号の特集「『福の島』に生きる」の中で、福島県の庭師、新肇(あたらし はじめ)さんが紹介されていたもの。
この曲を取り上げることになにか意味があるような気がして、ずっとどんな曲なのだろうと気になっていた。
最近、自分も浜田省吾をよく聴くが、聴き始めたのはここ一、二年で、まだまだ知らない歌が多い。
歌詞を頼りに知人から曲名を教えてもらい、ようやく見つけたCDだっただけに、ワクワクしながらこの歌を聴いた。
『いつか子供達に、この時代を伝えたい。
どんなふうに人が、希望を繋いできたか。』
この曲にはこんな歌詞も出てくるが、これを聴いて思い出したのが、カナダ人の小学生の女の子が、名だたる世界の首相たちを前に環境を守る大切さを説いたという、『リオの伝説のスピーチ』。
人生の半ばに差し掛かった今、自分たちがやらなければならないのは、次代の子供たちに安全で美しい環境を残してあげることではないか。
このスピーチと出会った時と同様に、この歌を聞き、そんなことをあらためて思った。
歌には何度も『君を守りたい』というフレーズが出てくる。
歌の中では彼女に対して言っているように聞こえるが、守るべき『君』はきっと、家族であり人類、地球なのではないかと思わせる。
広島や長崎に原爆が投下された8月、原発の被災地復興や原発のあり方そのものに関心が高まる今、とても心に響く歌だった。
私たちが今守るべきものは何なのか、そのためにしなければならないことは何なのか、一生懸命考えたい。
8月のこの時期に、この歌と出会えたことに感謝。
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「僕と彼女と週末に」は、コチラから聴くことができます。
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