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街の緑1(勉強及び視察)

プラタナス

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八峰町を移動中、プラタナスの並木を見つけました。
両側の木の大きさは違いますが、どちらも手を入れていないので、木が気持ちよく枝を伸ばしています。
自然樹形のプラタナスの街路樹を見るのは本当に稀ですが、こんな木を見ていると、見ている人も気持ちがよくなりますね。

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樹高は6mぐらいでしょうか。
何より素晴らしいのは、樹高と同じぐらいの枝張りがあることです。
街路樹なのか校庭の木なのかはわかりませんが(ここは小学校)、ここは、伸び伸びと木を育てられる環境にあるようです。
子供たちが伸び伸びと育つように、木も伸び伸びと育っています。
これもまた気持ちが良いですね。

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これは、私の子供も通う小学校の校庭沿いのプラタナス。
こちらは市道ですが、2年前に、このように切られてしまいました。
管理者は小学校ではなく市ですが、同じような場所にある八峰町のプラタナスとは大違いです。
管理者の意識が違うと、木の形もこんなに違ってきます。

ブツ切りされた木からは「迷惑」とか「邪魔」という言葉が浮かびますが、木本来の形を生かした姿からは、自然に対する「感謝」の心を感じます。
小さく切り詰めれた木には人間の征服欲やエゴを感じますが、お寺や神社などのご神木には「畏敬」の念が湧きますね。
学校の「校」は、「木」が「交わる」と書くぐらいですから、もっと木を大切にしなければなりません。
学校で朝顔やヒマワリを育てるように、身近な樹木の生長は子供たちの情操教育になります。
市にはもっと、子供たちの教育を考えた管理をしていただきたいものです。

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上の木の一年後の姿です。
この切り方をすると、枝はこのように出てきます。
もうこの木は、元のような自然な姿には戻ることは出来ません。
どうせ切るなら、里山の萌芽更新のように、元から切って芽を吹かせた方が良いのではないかと思います。

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市内の公園のプラタナスです。
隣には図書館がありますが、ちなみに図書館の館報は「プラタナス」といいます。
ここは昔、能代高校だった所で、この木はその校庭に生えていた木なのだそうです。
この館報名は、そんな、学びの庭の象徴として名付けられたものらしいのですが、ここに学びに来る子供たちが、こんな形の木をプラタナスだと思ったとしたら、とても悲しいことです。

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これは今夏に丸裸にされた市内の県道のプラタナス。
プラタナスの剪定とはこういうものだという、管理者の固定観念が現れた形です。

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再び、八峰町のプラタナスです。
先ほどの反対側になりますが、こちらは公園の駐車場に面しています。
まだ木は小さいですが、このように双幹の木もあります。
街中のプラタナスは電柱のような直幹ばかりで、プラタナスは直幹物をブツ切りするのが当たり前のように思われているフシがありますが、けしてそうではなく、場所が許せば、このような形でもいいのです。
広く枝張りを出した方が、木陰も広く作れ、木の効用効果を発揮できます。
海外のプラタナスなどはほとんどこのような形をしているそうですが、大きさも形も違う木をすべて同じ形に切りそろえてしまうのは、日本だけなのだそうです。

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大館市の市立病院のプラタナス。
樹高にして15m以上あります。
おそらく無剪定ではないかと思いますが、これがプラタナスの自然な姿です。
狭い街路に大きくなる木を植え、無理やり小さく仕立てるのではなく、どこまで大きくなる木なのかを把握して、街路の条件と木の成長に合わせた植栽計画を立てることが大切です。
広い街路に、このような風格あるプラタナスの並木があったら、世界遺産並みの素晴らしい景観になるのではないかと思います。

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この木の下に、木の由来を書いた看板がありました。
プラタナスは医学の木なんだそうです。
病気の遠因はストレスといいますが、樹木には、そんなストレスを癒し、人間の自然治癒能力を高める効果もあるんだそうです。
街中で森林浴が出来たら、素晴らしいですね。

ということで、今日はプラタナスのお話でした。






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4 Comments

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しんぼうさん

紅の葉  

2008-09-05 11:47

>バオバブ
ホントに、こんな形の木を見たのは初めてです。
お役人さん方は、もしかしたらここに、南国のような楽園を作ろうとしているのかもしれませんね(笑)。

こちらでは、「木は伸びたら切ればいい」、というのが当たり前になっているので、「切れば切るほど伸びる」、「切らなければ伸びない」、「切らないことも管理のうち。」という基本的なことを、声を大にして伝えていかななければならないようです。
世界遺産白神山地の象徴であるブナの木は、「木」へんに「無」と書きますが、今、その麓の街の木が「プラタ無ス」や「異チョウ」になっていることを知る人は少ないです。
「失ってみて初めて、その大切さがわかる」とはよく言いますが、白神山地は失う前の所でかろうじて助かりました。
でも、このまま温暖化が進むと、このブナも消滅してしまうんだそうです。
温暖化から白神山地を守るためにも、街の木を大切にしよう!
ですね。

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メグスリさん

紅の葉  

2008-09-05 09:58

ここまで木権を侵害したら木もいじけちゃいますね。でもやる側はそれに気づいていないのと、やりっ放しでその後を見に行かないので、それをやったらどうなるかを知らせないと、現状は変わらないようです。

秋田の緑はいったいどうなっちゃうんだろう?
もっと木を大切にしてもらいたいです。

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No title

しんぼう  

2008-09-04 21:18

バオバブみたいな木ありましたね
温暖化で秋田もアフリカのような気候になってしまったのか
それとも
管理する役人の頭も温暖化の影響を受けてしまったのでしょうか

シメジみたいにも見えます

どちらにせよプラタナスには見えませんね・・・

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No title

メグスリ  

2008-09-04 17:50

3枚目の写真は乱杭に見え
4枚目の写真は怒って角が生えたように見え
5枚目の写真はいじけてしまったように見えます。

まったくどうなってんですかね?

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