杜の木漏れ日

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街なかの葉っぱに逢いに行こう 追記 ―落ち葉ボランティアのあり方― 地元紙掲載記事

昨日今日の北羽新聞に、拙文が掲載されています。
今月初め、文化欄に掲載された「街なかの葉っぱに逢いに行こう」の追記ですが、今回は初めて「私の意見」での登場となりました。

原文と写真を以下にご紹介いたします。

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街なかの葉っぱに逢いに行こう 追記 ―落ち葉ボランティアのあり方― 上

先日、落ち葉掃除の啓蒙ポスターを作成(11月6日付本紙で掲載)、市県の各施設などに掲示いただきました。ご協力いただきました皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

このポスターには官庁街落ち葉掃除のお誘いも付けましたが、当日は大勢の市民の皆さんに混じり、私も参加してきました。開会宣言では、市広報にあった『木々の恩恵に感謝して』という言葉が高らかに添えられ、会場から拍手が起こったのは嬉しいことです。
今春のランチミーティングの際、「落ち葉掃除を街路樹への感謝を表すような名称に」と提案をしていましたので、この言葉を聞けただけでも参加した甲斐がありました。ランチでは街路樹条例の制定も提案したところ、まずは「緑化推進の啓発から始めたい」とした市長さんのお答えが、この掃除でも実践されたのだと思っています。

ポスターには「まだ上についている葉っぱには『頑張れ!』のエールを、足元の葉には『お疲れさま』とねぎらいを」というメッセージを添えましたが、この日参加された皆さんが、少しでもそのような気持ちで箒を動かしてくれていたとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

官庁街落ち葉掃除は、これから始まる運動の開始行事としてありますが、参加者が地域に還元し広げていくことに大きな意義があると感じています。
能代地区を対象として行われるこの運動ですが、私の暮らす二ツ井にも街路樹はあります。今回ポスターを作成したのは、私の寄稿を読まれた能代地区の方から、高齢化が進む中、沿道住民だけでの落ち葉掃除には限界があるというお話を聞いていたことも理由の一つですが、落ち葉の苦労は二ツ井でも切実で、沿道の方々の負担が大きくなっています。
そんな中、地元を抜けて能代の掃除に出かけていることに自責の念を感じ、この日は子供たちとともに、今度は二ツ井の市日通りに出かけました。ここには、銀杏山神社の参道とも言われる、能代の街路樹再生の契機となったイチョウ並木があるのです。2時間ほど箒を持ちましたが、休みの日や通りかかった時には、またお手伝いさせていただきたいと思います。

二ツ井町 緑の景観を考える会  福岡 徹

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街なかの葉っぱに逢いに行こう 追記 ―落ち葉ボランティアのあり方― 下

街路樹への苦情は、全国的に落ち葉の問題が第一位のようです。二ツ井でも昔はそのような苦情がありましたが、今では格段に少なくなっています。
以前に市日通りの剪定作業に従事した際、子供たちの安全のためにと住民の方が善意で下枝を剪定されたという話を聞き、これは植木屋がやらなければならないことだと地域局に奉仕を申し出、通行や標識の支障枝を剪定したり、秋には落ち葉掃除をしたりしていました。
そんなことを数年続けるうち、苦情を言われていた方からも労いの言葉をいただくようになりましたので、二ツ井で出来たことが能代で出来ないわけが無いと、今度は本庁に能代地区の落ち葉ボランティアを願い出たところ、能代と二ツ井とでは事情が違うのでしょう、強い反対を受けてしまいました。二ツ井の街路樹は今、地域局から本庁管理に移行していますので、街なかに住まない私たちが行った掃除は、能代の規則では重大な違反になるのかもしれません。

この日は用意した竹箒2本を近所のお店に預かっていただき、「ご自由にお使い下さい」という札を付けてきました。街の緑は市民全員の庭です。自分の庭を掃除する感覚で、街なかの落ち葉掃除ができたら素敵だと思うのです。
二ツ井では、街のいたる所に貸し出し用の自転車置場がありますが、街路樹の付近にも掃除用具の貸し出しサービスがあり、思った時に掃除を手伝えるようになったらどうでしょう。落ち葉を掃いている人を見かけると、誰もが「ごくろうさま。大変ですね。」と思うのではないかと思いますが、そんな労いの心を行動に移せるような体制があれば素晴らしいと思います。

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(能代の街なかには、掃除用具が街路樹の脇にあるなど、すぐ掃除ができる体制ができている所もある)

以前に、自分の庭も街路樹も関係なく落ち葉掃除をされる日吉町のご婦人の話を書いたことがありますが、人と緑の共生には「お互いさま」の心が大切です。
しかし、能代の街なかでは、市道と県道の両方の街路樹に接する箇所で庭木の無い住宅や店舗などもあり、このような所では市と県のお互いさまの被害を受けていることになります。こうした所のフォローが出来ない限り本当の意味での街路樹再生は無く、こんなところにも市県の連携が必要です。

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(市道と県道の交差点付近には、両方の街路樹の葉が集まる)

街の緑を愛する人々が気軽に落ち葉ボランティアに参加できるようになれば、能代の緑は確実に良くなります。この落ち葉掃除を全市での取り組みとし、二ツ井から能代へ、能代から二ツ井へ、街路樹の無い地域の人が街路樹のある街なかへと行けるような制度や体制を作ることはできないでしょうか。市民の声が高まらなければ行政は動けません。市民、市議会の皆さんにもぜひ関心を持っていただき、人と緑の共生についての議論や対策をお願いできればと思います。

二ツ井町 緑の景観を考える会  福岡 徹

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