杜の木漏れ日

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雪吊りと雪透かし

今日はシバレましたね。
今朝の気温は-3℃。今年一番の寒さとなりました。

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外は吹雪。
車の窓も道も凍ります。

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そんな中ですが、今日は雪吊り。
アカマツとオンコの2本の木を、1本で吊ります。

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雪が乗っても枝折れしないように、少し枝を抜きます。
これが、「雪透かし」。

枝を抜くと、枝に乗っていた雪が鋏を持つ手に落ちてきます。
この冷たいこと冷たいこと。
泣きたくなるような冷たさです。

でも、乗っていた雪が落ちるということは、これからこの木に積もる雪が枝に乗らないで落ちる、枝が自分で雪を落とすことができる、ということ。
それが「雪透かし」の役目で、雪の降らない地方との透かし方の違いでもあります。

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こんな感じに仕上がりました。
夏に一度枝を抜いてあるのと、冬なので、あまり大きくは抜きません。

枝を通して雪吊りの縄が見えると思いますが、雪吊りの縄を張る時、枝に引っかかってなかなか引けないことがあります。
このような枝は記憶に残るものなのですが、春先に雪吊りを外す時など、そんな枝が折れていることがあります。

ということは、そのような枝に雪が乗り、なかなか落ちることできないということです。
雪吊りを外す時、どのような枝が折れているかを見れば、剪定の時、どんな枝を抜いていけばいいのかがわかります。
自然淘汰で枯れる枝、雪で折れる枝、そんな枝を予期して外してあげれけば、木も自然と美しい姿になるのではないかと思います。
そんなふうに木の手助けをしてあげるのが、我々植木屋の仕事です。

仕事が早ければいいというものではなく、仕事をしながら、一服をしながら、木のこんな様子を見てあげる余裕もまた、手入れのうちではないかと思います。

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