杜の木漏れ日

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冬の手入れ2(サクラの透かし剪定)

今年も、残すところあとわずかとなりました。
仕事納めの昨日は、落葉後にとお話ししていた桜(ソメイヨシノ)の剪定に伺いました。

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    剪定前(左)        剪定後(真ん中)            切り口処理(右)

隣家の境界近くに植えられたこの木は、お隣に枝が出てしまうことやアメシロが付くこと、樹高が高いとテングス病枝も外しづらいとのことで、少し木を小さくすることにしました。

わかりづらいですが、枝抜きで樹高を2mほど下げ、奥と右側の境界側を短く、家側の枝を長く残しています。

今回は10㎝ほどの太い枝も落としました。
樹皮が早く巻けるように、切り口には墨汁入りの殺菌剤を塗っています。

この剪定法や殺菌剤の配合は、今年の2月、能代市文化会館の桜剪定会で試したものと同じです。

剪定量は、全体の4分の1程度でしょうか。
枝を落とすということは葉の量が少なくなるということで、木の光合成量が減るということです。
枝葉を急に少なくすると、いくら透かし剪定でも木に負担が掛かることから、支障にならない枝はテングス病枝だけを外して、後はなるべく残しています。
今後は、木の状態を見ながら段階的に枝抜きを行い、樹高を低く枝張りのある姿にしていく予定です。

今回の剪定では、切り口処理には桜日本一の弘前で学んできたことを、境界側の枝を短くし、他の枝は残すやり方は東京都江戸川区の街路樹指針(第3章 街路樹の取り扱い・維持管理 3-2維持管理 I街路樹の剪定 I-3剪定手法 d管理樹形づくり)にある「片枝樹形」の考え方を参考としています。
わかりやすい図と解説が載っていますので、ぜひご覧ください。


落葉樹の枝抜きは、葉の無い冬期が適しています。
今冬は、雪かきとともにそんな仕事がメインとなりますが、来年もまた、いかに木に負担を掛けず、木と人の共生を考えた管理をしてあげられるかをテーマとして、仕事や活動に励みたいと思います。

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