杜の木漏れ日

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初仕事

この間まで雪があったというのに、あっという間に年も半ばです。
今月は誕生日もあったりと、また一つ年をとってしまいました。

今年はありがたいことにつくり仕事のご依頼が多く、現場をやりながらだと設計が追いつきません。
今月は思い切って現場を休む日も多いのですが、そんな中でも現場は進んでいます。



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ということで、私がひきこもっている間に、現場ではこんな庭が完成していました。

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花壇の枠は在庫の石材を好きなだけ使っていい。
積んでもいいし縁石でもいい。
デザインも任せる。
持ちこんだ石が残れば園路をつくってもいい。
期限は完成するまで。

そんな、私からの依頼を受けた若衆の初仕事です。

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石畳の脇にさりげなく置かれたプランター。
完成後に見に行くと、「空いていた植木鉢に庭の花を植えて置いてくれた」と、お施主さんがとても喜んでくれて
いました。

言われたことや頼まれたことだけをやるのなら誰にでも出来る。
自分の気遣いで人が喜ぶことを見つけていくのが植木屋の仕事です。

庭のパーツや手入れを任せることはあっても、1人で庭づくりをやり切ったのはこれが初めて。
要望をクリアしながらも、自分の創作心で自由につくれる仕事は楽しい。
こんなやり切る仕事が、自分の中で力になっていきます。
プレゼンから関わる仕事をするようになれば苦労や喜びも倍増し、それがやりがいや責任感になっていく。
そしてそれは、やがて生きがいや使命感へと変わっていきます。
これからはそんな、親方になるための仕事も覚えてもらいましょう。


気に入っていただけたのか、お施主さんから若衆にと、「初仕事」のご祝儀をいただきました。
昔から植木屋は、施主や仕事に育てられると言います。
育てていただいていることに感謝の心を持てれば、人としても成長できる。
ご理解あるお施主さんに感謝です。

Comments 2

紅の葉  

鈴ちゃんへ

鈴ちゃん、おほめの言葉をありがとうございます。
ご祝儀は、「若くて不安だったけれど、意外にやるじゃないか。これからもっと頑張りなさい」という、今後への期待が込められたものではないかと思います^^。
どんな仕事も、「当たり前」のレベルをどこに置くかで仕事の質が変わってきますね。
親方になれば、限られた予算の中で、どうやって質の高い仕事をするかという苦しみも待っています。
今は技術を磨き、この仕事を一生続けられるぐらいの楽しさややりがいを身に付ける時期。
さらなる先を目指し、頑張ってほしいと思います。

2012/06/22 (Fri) 21:46 | EDIT | REPLY |   

鈴ちゃん  

ご祝儀

若いお弟子さんのお仕事ぶりに、お客様も心を打たれたのでしょうね。当たり前の仕事をしていては、お祝儀は出なかったと思います。一生懸命な心が伝わり、良かったですね!これからの励みになることでしょうね。

2012/06/21 (Thu) 23:37 | EDIT | REPLY |   

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