杜の木漏れ日

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ひき臼から連なる輪

着工3日目の作庭現場、玄関脇の小庭が完成しました。

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低い版築塀を背景に、既存のひき臼を水鏡に見立てています。

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全体。
使用している石材は寒風石ですが、版築塀の前後で石質や積み方を変えています。

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玄関前から。
手前部分は棚田式の花壇です。
半円形の版築は円形のひき臼に合わせたものですが、それらに呼応させるよう、花壇の段のラインも曲線にして、輪が連なっているようなイメージでつくりました。

水鉢を使うと、どうしても蹲踞のような扱いになりがちです。
和の素材を使いながらも和の雰囲気が強くならないよう、造形的な扱いをしてみました。
ひき臼の手前に立て込んだ寒風石の板石の連なりの中にはソーラーライトを仕込み、夜の庭の楽しみも持たせています。

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背後から。
鋭角的な扱いの手前部分と変えて、こちらはゴツゴツとした石を石なりに積んでいます。
こちらの石積みは若衆の担当。

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この版築塀は地産の小砂利や赤土などを配合、地層風に突き込んだものですが、3年前に作製したものなので、すでに苔が乗ってきています。

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建物際には方形の十和田石を散らし、プランターを置く台に。
植栽は、ジューンベリーを寄せ植えしているので、その場で実を採って食べられる楽しみもあります。


私どもの仕事は、そこに住まうご家族が、暮らしの中で庭を楽しんでいただくためのお手伝いをすることです。
末永く楽しんでいただけたら嬉しいです。

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