杜の木漏れ日

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能代市議会一般質問傍聴ー「市の花『さくら』について」

昨日、能代市議会の一般質問を傍聴してきました。
今日の北羽紙にも質問要旨が掲載されていますが、議事堂保存で迫熱した議論が繰り広げられる中、私が聴きに行ったのは「市の花『桜』について」という質問です。

質問に立ったのは能代地区選出の柳谷議員。
内容は、能代市内の公園の桜の多くは管理が行き届かず木が傷んでいることから、今年、桜が能代市の花に制定されたことを機に、桜日本一の弘前市などの先進地から剪定技術などを学び、市民の手で桜の手入れを行えないかというものでした。

これに対する市長答弁では、「弘前市で開催された『桜フォーラム』や市内業者が開催した桜剪定講習会などに市職員を派遣するなどしている。桜の手入れは高所作業があるなど危険も伴うことであり、住民参加でどのように行うのか検討する必要がある。」というもの。

公共木の管理について先進地の技術や理論を採り入れること、手入れを住民との協働管理で行うことは、これまで市長対談(ランチミーティング)などで数回提案してきていますが、このことが市議会で取り上げられるのは初めてのことです。
今回の通告では質問の詳細まではわからなかったことから、議場で議員の質問を聞いた時は、とても良い提案をされたと、大きな期待を持って聴きました。

さて、議員さんはこの答弁に対してどんな再質問を行うのかと楽しみにしていたところ、残念ながら他の質問が押してタイムアップ、質疑はここで打ち切られてしまいました(議会質問には「一括質疑」と「一問一答方式」があります。いずれも、制限時間は1時間)。

市長答弁にあった「桜フォーラム」のことは、昨年の地元紙でも紹介、能代市役所からは関係課の2名の参加がありました。
ただ、このフォーラムへの参加は私が市に情報を伝えてお誘いしたもので、自ら情報を得て参加していた隣町の八峰町とはかなりの意識の差を感じます。
このフォーラムで八峰町職員の方とお話しした際、八峰町では「日本桜の会」に入っていることから、そのような情報が随時入るとのこと、能代が本当に桜を市の花として大切にしていく気があるのなら、自ら情報を探すぐらいの気概を持ってほしいと思っています。

また、市内業者が開催したという桜講習会への派遣についても、もしこの講習会が緑の景観を考える会が主催した剪定見学会のことだとすれば、この見学会は、桜フォーラム等に市職員が参加してもなお、公園の桜などではブツ切りが続いていたことから、(実際の管理作業は市の作業員が行うものなので)、管理課担当者と作業員の両者が技術・理論を覚えることなしに実際の桜管理は良くならないとの思いから開催したものです。

市民の側が危機感を持ち、自腹で先進地に出かけて勉強したり、行政に意識を持ってもらうために手弁当の講習会を開いているのに対し、行政は自ら勉強することをしない。
このことは、市に対して何度も話していることなので、この日の市長答弁は、子供が勉強をしたくないことの言い訳をしているように私には聞こえました。

ただ職員を派遣するだけではなく、そこで得たことが実際に活かされなければなんにもならない。
施策に活かすためのことを積極的に行わなければ良くはならないのです。
消極的な参加ではなく、本当に良くしていくための自発的な取り組みが今、必要なのではないか、こんなことを、議員さんには再質問で突っ込んでいただきたかった。

議員さんも、議会で取り上げることだけで終わらせずに、行政が本気で動くまで、徹底的にやっていただきたい。
いや、やらなければダメだ。
それが質問者の務めであり、議員の責務です。
今回質問されたことに敬意と感謝を申し上げ、次回質問に大いに期待したいと思います。

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