杜の木漏れ日

ARTICLE PAGE

大雨は千載一遇

ブログのコメントにも書きましたが、あらためてご紹介します。

「台風や大雨は千載一遇。こんな時こそ現場のようすを自分の目で見なあかん。」

最後の数寄屋大工と呼ばれた、京都の中村外二さんの言葉だそうです。
この言葉、福島の庭師、新肇さんが庭誌今月号の作庭私論の中で紹介されていました。
雨続きだった今回の作庭で思い知った言葉です。

飛石脇を小滝となって流れる水

石組中、大雨で土が流れた時、この庭はここが弱いのだとわかりました。
また、水はここを流れたいのだとも思い、排水処理として流れにしました。
自然に逆らわず、自然を受け入れて庭をつくる。
向かうのではなく受けて流す。
雪にも逆らわず、雪を受けて流す。

木や石を組み伏して庭をつくるのではなく、木や石のあるがままを生かして庭をつくりたい。
自然のあるがままを知リ、自然に生かされている人間として、自然に謙虚な庭をつくりたい。
そんなふうに思うこの頃です。

Comments 4

紅の葉  

しんぼうさんへ

すいません。勝手にご紹介させていただきました^^。
安諸庭園さん、ずごいですね。
それが仕事をするということで、施主様から任せていただいていることへの責任を果たすということだと教えられる思いです。。
技術だけではなく、そんな所にも、「庭師の底力」を感じました。
中村さんや安諸さんのお話しを聞き、自分の底の浅さを感じます。
そこを直していけるよう、頑張っていきたいと思います。
いいお話しを、ありがとうございました。

2012/11/22 (Thu) 07:21 | EDIT | REPLY |   

紅の葉  

脇本さんへ

脇本さん、読んでくださってありがとうございます。

>自然と共に生かされている庭師
それに気づかれている脇本さんは、素晴らしい庭師さんになると思います。
共に生かされるのが「共生」ですが、植木屋の仕事は、木を人と共生させるために、木に生き方や形を「強制」することでもあります。
日々の仕事の中でそんな葛藤が常にありますが、それが、庭師修行の「行」なのかもしれません。
私もいい庭師になれるように頑張ります^^。

2012/11/22 (Thu) 07:07 | EDIT | REPLY |   

しんぼう  

福岡さん、脇本さん、読んでいただいてありがとうございます。

ある台風の最中に安諸庭園さんのスタッフ全員が夜中にも関わらず現場に駆けつけてその状況を見守ったという話を聞いたことがありました。その後中村氏の本と出会い、改めて安諸定男さんの偉大さを知ることになりました。

最近は台風と大雨と地震がきたら真っ先に現場へ直行するようになりました。家族からは反発をくらっておりますが…

2012/11/21 (Wed) 19:58 | EDIT | REPLY |   

脇本  

私も今月の庭誌の新肇さんの記事を読んでとても胸が熱くなる想いでした。

自然と共に生かされている庭師だから、ならではの言葉だと思いました。

そんな事にも気付かさせてくれる、庭師・植木屋はとても幸せな職業だと思います^ ^

2012/11/21 (Wed) 18:51 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply