杜の木漏れ日

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可愛い素材たち

今週から、ボチボチと雪囲いに回っています。
そんな中ですが、昨日は暴風雪警報が発令、今年初めての吹雪となりました。
こんな日は材料も飛んでしまうので現場はお休み。
置き場の整理を兼ね、久しぶりに水鉢などをつくってみました。

mizubatiskusei.jpg

鳥海山の山石に水穴を掘っています。

mikannbori.jpg

「みかん彫り」といって、内部をえぐるように彫ります。

mizubati.jpg

完成。

tukubaikarigumi.jpg

ここまできたら、蹲踞を組んでみたくなりました。
役石は、手水鉢と同じく鳥海山の山石、前石は鳥海山系の川石です。

tukubai.jpg

ついでに飛石も配置。
手持ちの素材ですが、蹲踞も飛石も、みな露地で使える物です。
仮組ですが、実際の露地でつくるように据えてみました。

sonnkyo2.jpg

せっかくなので使ってみます。
使い心地はいかがでしょうか^^。

自分の足で探した素材や、それに一手間加えた物を庭に使うと、愛着もひとしおです。
露地の仕事も少ないですが、飛石も蹲踞も、機会が来てから探してもなかなか見つかりません。
いつか使う時のために、ちゃんと使える物を用意しておきます。

mizuhati1.jpg

こちらは先日、採石場の石山から見つけてきた石。
水を入れてみたら、なかなか面白い姿をしています。
どんな庭にどんなふうに使おうかと、あれこれイメージも膨らみます。


「一期一会」は茶道の心ですが、素材との出会いも同じ。
探しに行っても、これだという物にはなかなか出会えません。
だから、見つけた時が一生に一度の出会い。
そして、それを使ってつくる時はいつも、一世一代の庭をつくる気持ちで頑張ります。

来年もまた、そんな仕事ができたらいいなあと思いつつ、置き場でこの石たちをなでています^^。

Comments 2

紅の葉  

脇本さんへ

脇本さん
>サンダーのみ
正解です。
このみかん彫りは、サンダーとノミで彫っています^^。
写真は、最後の仕上げとして内壁面をサンダーで磨いているところです。
それにしても、機械が無かった時代、これをノミのみで作っていた人たちはスゴいですね。

脇本さんの所の石たちも、いつか嫁ぐ日が来ることでしょう。
良縁と出会えますように^^。

2012/11/30 (Fri) 07:04 | EDIT | REPLY |   

脇本  

弊社の置き場の石達も『使ってくれ~』と言っている気がします(笑)

写真のみかん彫りの水鉢はサンダーのみで加工なさったのですか??

2012/11/29 (Thu) 20:29 | EDIT | REPLY |   

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