杜の木漏れ日

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雪透かし(落葉樹編)

雪囲いもひとまず終了、囲いを行わない庭の剪定などに伺っています。
常緑樹などは寒風害を受けることからこの時期はあまり透かしませんが、落葉樹にとっては葉を落とした冬場が剪定の適期になります。
葉の無い落葉樹には通常雪透かしは要りませんが、枝が混み合っている木などは雪が乗りやすいため、多少の枝透かしを行ないます。

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湿った雪が乗ったニシキギです。
ニシキギは自然状態でも枝のからみやすい木ですが、この木は刈り込みに近かった木を直しているため、枝ぶりが硬く、枝数も少し多いようです。

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近づいてみるとわかりますが、太い枝で切られた所から小枝が分岐し、その付け根に雪が溜まっています。
枝同士の間隔が狭いとそこに雪が溜まり、そのような枝の付け根近くから出た小芽が重なり合うと雪が落ちなくなります。
そしてその雪が凍ると、重みで枝が裂けていくのです。

nisikigisukasi.jpg

そのような枝を外し、できるだけ根元から枝先まで自然に通るようになるのが理想ですが、一度に落とす枝の量を加減しながらの枝抜きなので、樹形が柔らかくなるにはあと数年はかかるでしょう。

nisikigisizennkei

こちらは始めから自然形を維持し、数年に一度枝抜きしているニシキギですが、今年は夏場に軽く枝抜きしてあることから雪も乗っておらず、今回は手を入れずにすみました。
木も、必要に応じて枝を出しています。
切らずにすむなら、それに越したことはありません。

Comments 2

紅の葉  

脇本さんへ

脇本さんは、すでに透かしをやらせてもらってるんですね。
自然樹形を覚えるには、木が伸びたいように伸びている木を見るのが一番です。山で自然の木を見て、それから自然風に手入れされた木を見ると、「なるほどなあ!」となります^^。

>玉仕立てに透かし
刈り込み物などは、「刈り込むと枝が増える」という木の性質を利用してボリュームある姿を作っていますが、枝が混み過ぎるのはあまりよくないので、内部の枯枝や枯葉、幹吹ぐらいは外してあげたいと思います。
松など、仕立て木でも刈り込まない木の場合は、できれば透かしてあげたいですね。

2012/12/15 (Sat) 14:20 | EDIT | REPLY |   

脇本  

最後のニシキギはとても自然な樹形をしていますね!
私も自然樹形を心掛けていますがなかなか・・・
まだまだ修行が足りません^ ^;

玉仕立てなどの樹木も、樹木本来の生命維持の為には透かし剪定がやはり必要なのでしょうか?

2012/12/14 (Fri) 21:44 | EDIT | REPLY |   

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