杜の木漏れ日

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黒松の雪吊り

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先日、雪吊りをした黒松です。
毎年夏場に枝透かしをしていますが、まだ完全に枝を抜き切れていないことから、補助的に雪吊りを施します。
上部の枝は吊っていませんが、縄が張られることで、雪が乗って枝が外に開きそうになるのを抑えてくれます。

また、このような差し枝の長い門冠型の松は雪が乗りやすいため、枝下に竹を添えて吊ってあげています。


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差し枝を支える頬杖支柱も傷んできたことから、今回取り替えました。
こちらは内陸部で積雪も多いことから、冬場、この差し枝にはけっこうな重みが掛かるのです。
前回までは杉丸太でしたが、杉だと5,6年で腐ります。
長持ちするようにと、青森ヒバの皮むき丸太を使いました。

この頬杖支柱は「撞木(しゅもく)」と呼ばれますが、撞木とは鐘を叩く時に使うT字型の棒のことです。
撞木の付く言葉には撞木鮫や撞木貝、相撲の決まり手の撞木反りなどがあります。
みな、撞木の形に似ていることから付けられた名前のようです。

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天高く伸びる雪吊り。

Comments 2

紅の葉  

脇本さん、ヒノキは日本最古の木造建築といわれる法隆寺にも使われていますね。1300年持っているのだから、その耐久力に驚きます。ヒノキにはヒノキチオールという防虫防腐効果があるそうですが、これは、ヒノキよりも青森ヒバの方が含有率が高いのだそうです。少し切ってみると、とてもいいにおいがしますよ。持ってみると杉の倍以上の重さがあります。それだけ年輪が密だということで、成長が遅いようです。成長が遅く、しかも腐りにくて耐久性があるとくれば、それは値段にも反映されます。でもやはり、いいものはいいです。

>雪吊り
吊る必要のある枝だけを吊り、後は縄の張りで補助しています。
透かしとの併用なので、これで十分です。
皇居などに行くと、枝を吊らない雪吊りもありますね。東京の雪吊りは縄も細く、とてもきれいですね。

2012/12/15 (Sat) 17:16 | EDIT | REPLY |   

脇本  

美しい雪吊りです!
今年は雪が多いそうですね。

昔、本で読んだのですが、青森ヒバは秋田杉・木曽ヒノキと並ぶ、高品質建材のようですね。
まだ出会ったことがありませんが、憧れます^ ^

上部の枝は縄を通しておくだけでも十分有効なのですか?
すみません、こちらはあまり雪が降らなくてよくわからないの^ ^;

2012/12/14 (Fri) 22:01 | EDIT | REPLY |   

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