杜の木漏れ日

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水鉢づくり(川石)

蹲踞用の水鉢を作りました。
今回は鳥海山系の川石でやってみます。

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5年ぐらい前、石山から見つけてきた原石。
ずっと置場に置かれたままでしたが、ようやく手を入れることができます。

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作製途中。
幅7寸、深さ4寸ほどの水穴を機械と石ノミで掘っていきます。

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二人で交代で掘り、1日かがりで完成。
この石は、表面と内部の色合いが違うので、外側を傷付けないようにするのに気を遣います。
寒い中ですが、集中力を切らさず、手に汗にぎる作業。手塩に掛けるとはこんなことだということを実感できる仕事です。

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水が入ってこその水鉢。水を注ぐと、水を得た魚になりますね。
長時間神経を使う仕事はとても疲れます。
男振りが上がったところで水入りです。

Comments 2

紅の葉  

脇本さん、ありがとうございます^^。
庭の灯篭や蹲踞は茶事に使うために考案されたものなので、茶を行わない庭から外されていくのは、ある意味自然なことかもしれません。
しかし、昔の茶人が知恵を絞り、見立ての心で様々な廃物を庭に転用してきたように、役目を終えた素材にも、新たな命を吹き込んであげられたらいいですね。
現代の「数寄」の庭を考えてみてはどうですか。
置場に「脇本コーナー」を作り、いろいろ実験されてみてはいかがでしょう^^。

2012/12/17 (Mon) 19:10 | EDIT | REPLY |   

脇本  

素晴らしい作品ですね!!^ ^

最近は残念ながら灯篭や蹲踞等を撤去・解体をする事がたびたびあります。
弊社の置き場で大切に保管していますが、このように大変な苦労と確かな技術によって成されているという事が周知されれば少しでも解体撤去される石達が減るのかなと思います。

物言えぬ木や石の事を願わざるを得ません^ ^

2012/12/16 (Sun) 18:36 | EDIT | REPLY |   

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