緑の先人の思い

昨日は、能代青年会議所の新年会に出席。
参集された地元政財界の多くの方々と楽しく歓談することができました。

出席者は役職付きの名札をつけますが(私は二ツ井青年会議所OBとして出席)、ご挨拶に回ると「いつも新聞記事を見ているよ」、「あの記事を書いていたのは貴方か?話をしたかった。」などなど、ありがたいことに初対面の方からもいろいろとお声掛けいただき、とても嬉しく思いました。

そんな中、元能代市長さんのご家族の方ともお話しすることができました。
この市長さんと直接お会いしたことはないのですが、数年前、能代の街路樹の記録を調べていた際、古い市の広報に当時の市長さんが書かれた街の緑化の記事を見つけ、能代にこんな人がいたのかと感動、尊敬申し上げていたのです。

その記事には緑陰の街並みづくりを目指して東欧視察をされたこと、公園都市構想でのまちづくり、緑のプロジェクトチームでの取り組みなどが書かれていますが、街路樹のブツ切りが横行していた数年前、緑を粗末に扱っていた能代にこれほどの熱い思いと先見の明を持たれた先人がいたことに驚き、ずっとお会いしたいものだと思っていました。
残念ながらこの市長さんは平成9年に逝去されていましたが、この方がご存命であれば、能代に街路樹のブツ切りなど起こらなかったでしょう。
その後、能代では街の木への関心も薄れ、なぜ街に木を植えたのかさえも忘れ去られていったことを思うと、思いを継続していくことの大切さをおもわずにいられません。

能代青年会議所の理事長さんのお話の中には「思いの連鎖」という言葉がありました。
能代市は今、緑の基本計画を策定しようとしています。
その基本理念として掲げるのは「緑の価値に気付き、守り、活かす」。
しかし、思いを繋げていかなければ、気付きも守りもなく、活かしていくこともできません。

緑への思いを次代に繋げ、続けていくためにも、この市長さんの思いを今、ここでご紹介しておきたいと思います。

「青年たちへの夢と希望をのせて『緑をつくり、育て、守る』運動の第1歩」(昭和51年6月29日発行 能代市市政だより(市広報))

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