梅の木の剪定

冬は落葉広葉樹の剪定に最も適した時期です。
大きくなった木を小さくしたり、枝が混んだ木を間引きしたり、太い枝で切る剪定を行う時は、木に負荷が掛かりにくいこの時期に行います。
なぜ木に負荷が掛かりにくいかというと、夏場の活動期に太い枝で切ると腐朽菌が入りやすいことから、木が休んでいる冬に行うということです。。
また、この時期は光合成で貯めた養分(糖)を最も貯めて込んでいる時期であることから、木に力のあるこの時期に行います。
この養分は春の芽出しに使われますが、いくら適期と言ってもあまり切り過ぎると木がその後の養分生成を行えなくなることから、木の生命活動のバランスを考えて行います。

ということで、昨夏にお話しをいただいていた梅の木の剪定を、先日行ってきました。

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樹高にして10m以上はあるでしょうか。
樹齢200年とのことでしたが、こんなに大きな梅の木に登るのは初めてです。

ume tori

木に登る前、雪の下に赤いカケラがたくさん落ちていましたが、上を見上げると、鳥が。
スズメにしては大きく、お腹も少し白い。
はっきりとはわかりませんが、もしかしたらウソかもしれません。
これから枝を落とすので、落ちた枝の蕾を食べてくださいとお願いしました(笑)。

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ということで、剪定完了。
枝抜きで樹高を3mほど下げ、枯枝を外していきました。
今回は全体の3分の1程度の枝を落としていますが、実採り目的の梅なのであまり樹冠を揃えることにはとらわれず、低い位置の枝は、内部を少し抜いただけで枝張りはそのまま残しています。

上部の枝を抜いたことで採光がよくなり、内部の萌芽を促します。
そうして出てきた芽が枝になるのを待ち、今度はその枝まで樹高を下げていきます。

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次の更新の時のために、懐の枝を極力残してあります。
もっと抜いたほうがすっきりして良いようにも見えますが、今回はこの程度で我慢です。

古木なこともあり、一気に行うと木が弱ります。
少しづつ樹高を下げていき、実を採りやすい姿にしていく予定です。

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