杜の木漏れ日

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木の成長を楽しむ庭

この一週間ほど、雪囲いの解体と併行して、雪で傷んだ垣根の修復に回っています。

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竹垣を解体して、強度の高い板塀につくり替えます。
既存の柱はまだ使えることからそのまま利用、所々に補強の柱を添えることにしました。
古い柱が先に腐りますが、その時、今回の補強柱が板塀を支えてくれます。

全面改装は経費が掛かるので、少しづつ更新していく方法をご提案しました。
時々、板塀の塗り直しを行っていただき、半分ずつ柱を更新、長持ちさせるというやり方です。

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完成。
ドウダンツツジの生垣の上部を、この板塀が目隠ししてくれます。

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板塀前のナナカマドの疎林。
植栽後10年経過しましたが、樹高も倍以上になり、幹もだいぶ力強くなってきました。
数年おきに手入れしていますが、樹形をつくるのではなく、枯枝や、これから枯れる枝を予測して外すだけです。

木は人の手を借りなくても、自分で自分らしい姿になっていきます。
それが自然樹形というもの。

技術で木を抑え付けるのではなく、大きくなれる所に木を植えてあげる。
木を同じ大きさに維持するのではなく、木の成長を楽しめる庭にする。
植木屋は、木のそんな成長をほんの少し手伝うだけ。

木々が自立できる林になり、山そのものになれば、植木屋はただ見に来るだけ、遊びに来るだけ。
そんな庭になればいいなあと思っています。


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