杜の木漏れ日

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伐採される畠町の街路樹への一提案(地元紙寄稿文)

北羽紙投稿421

今日の地元紙に、拙文が掲載されました。
原文を下記にご紹介いたします。

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「伐採される街路樹への一提案」

本紙に、市の植樹祭が畠町通りで行われ、市民の手で街路樹を植えるとの記事がありました。市街地活性化と緑化を結びつけた素晴らしい事業だと、とても喜ばしく思っています。

この植樹により既存のプラタナスは伐採されますが、なぜここにこの木が植えられたのかは不明とのこと。木を植えることには必ず意味や目的があります。私なりに樹種選択の理由を推察すると、プラタナスは「学問の木」として学校や文化施設に植えられることから、大火で荒廃した能代を「緑豊かな文化と教養の街」にするべく、街の復興と次代を担う子供達の育成を願って植えたように思います。

この畠町の街路樹は、不適期に過度な剪定が繰り返されたことから木が異変を起こし、本紙でも問題提起されました(2008年11月「黄葉忘れた街路樹が」)。また同年には、本欄に「木陰のほしい真夏になぜ枝葉を切るのか?」との市民の声が載り、それが元で市議会が街路樹問題を取り上げ、市道の街路樹は現在の自然樹形管理へと改善されていきます。畠町のプラタナスのおかげで、能代の街路樹は木の姿を取り戻せたのです。

今回、このプラタナスは融雪歩道の支障により伐採されますが、能代の緑政に大きな気付きを与えてくれたこの木たちに対して、感謝と労いを伝える機会を設けることはできないでしょうか。また、伐採木を捨てずに材として活かし、能代の街路樹の象徴として残せれば、緑を大切にする心も育ちます。プランタ―として花を植えるなどしてあげれば、この木たちはこれからも街を見守り続けることでしょう。
プラタナスは学問の木。木都能代の技術と知恵を持ってすれば、何かができるはずです。

市の緑の基本計画の理念は、「緑の価値に気付き、守り、活かす」。
私たちに緑のあり方を気付かせてくれたことに感謝し、新たな緑を守り育てていくためにも、ぜひご検討いただきたくお願いを申し上げます。

能代市二ツ井町 福岡 徹

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