杜の木漏れ日

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諏訪神社前のケヤキの緑道(山形県山形市)

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先日、山形市まで出かけた際、偶然通った道に大きなケヤキを見つけました。

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こちらは能代のけやき公園前の街路樹ですが(2007年撮影のもの)、道路沿いの木々の後ろも樹林になっているところがよく似ています。
けやき公園の街路樹は、国道建設の際、お寺の樹木を街路樹として保存したものですが、こちらの木々は神社の前にありました。
街路樹なのかどうかもわかりませんが、もしかしたら、同じような経緯で残されたものかもしれません。

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せっかくなので、車を降りて見学。
木々は歩道の両側にあり、木を避けるようにして道がカーブしていました 。
街路樹というよりは緑道の雰囲気を持つ美しい景観です。
ベンチも数ヶ所に配置され、市民が憩える公園のような機能も備えています。

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子供たちにモデルをお願いし、木の大きさと比べてみました。
長女は165センチ弱ありますが、このケヤキの木はその10倍近くはあるでしょう。
本当に大きな木ばかりです。

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反対側から。
幹もかなり太く、樹齢200年近いのではないかと思われます。

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歩道には、伐採された木を残したと思われる根っこがあり、年輪を見ることができます。
50年、100年、150年と記されていて、やはり200年近く生きていた木でした。

この神社は諏訪神社と言いますが、この後、宮司さんにお話を聞くと、やはり道路の拡張で境内が削られることになり、塀の外の歩道の木は街路樹として残してもらったものであることがわかりました。

県の管理と聞き、今度は県庁へ。
担当の方から詳しくお話を聞くことができ、当時の新聞記事や計画の資料を提供いただきました。
突然の訪問にもかかわらず丁寧に対応して下さり、とても有り難かったです。

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剪定された下枝の角度から樹木医が関わっているように思いましたが、新聞を見ると、やはり樹木医の指導の下に工事が行われた模様です。
いただいた資料には工事開始が平成14年とあることから、完成してからまだ10年と経っていないようです。

能代のけやき公園は平成5年から供用を開始、お寺は平成63年に移転していることから、街路樹はその間に整備されたものと思われます。
能代の他にこうした例があることを始めて知りましたが、けやき公園の整備のほうが少し時期も早く、もしかしたら能代の例を参考にしたということもあるかもしれません。


神社を守っていた木が、今は市民の憩いの場として、山形の緑のシンボルになっています。
緑の遺産を後世に残そうとした人々の思いとともに、大切にしていきたい日本の宝ですね。
山形に行かれた時は、ぜひ皆さんも立ち寄られてください。

お願い
お寺の木や神社の木、防風林、民家の木など、元々街路樹では無かったものを街路樹として保存している所がありましたらお知らせください。
全国のそうした所を訪ねて回りたいと思います。


※けやき公園の街路樹の経緯については、こちらで紹介しています。

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