杜の木漏れ日

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亀が遊ぶ、山の木の庭

北秋田市で作庭中の庭、芝張りを残してほとんど完成です。

全景

土地の石で畳んだ屋根下の石張り。
建物への泥はね防止と園路を兼ねたものですが、これがあることで家と庭が繋がります。
直線的なコンクリート打ちになることの多い場所ですが、出入りを付けた石張りにすると景色としても面白く、庭の奥行き感も増してくるようです。

花壇から望む

石張りの途中に設けた二つの花壇。
建物際は落雪を受けるため、雪の影響が少ない草花を植えることにしました。
小さいほうには排水升があり、それを隠す役目もあります。
ご家族に、お好きな花を植えていただきます。

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排水改良のため、かなりの残土が発生しました。
捨てればお金がかかり、使えば庭が面白くなる。
もったいないので、庭奥に盛って山をつくることにしました。
土を盛れば、今度は土留めが必要になりますが、ちょうどよく、石張りで残った石と、土中から出てきた川石がありました。
せっつかくなので、石積みにして使います。

亀池

ご家族が飼われている、亀を遊ばせるための水場です。
お手持ちの浴槽を活用し、石で囲って池にしました。
浴槽は結構な高さがあるため、地盤を高めたのにはそんな理由もありました。

池の背後は土を高めて尾根のように。
傾斜には根曲がりの山の木を植えて雰囲気を出し、池に枝をかぶらせます。
枝葉が茂れば、上空からの鳥の目隠しになるでしょう。

池UP

池のUP。
水深60㎝ほど。底から石を層状に積み重ねています。
所々に踊り場を作り、亀が一休みできるようにしています。

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夕暮れ。ナツハゼの紅葉が雰囲気を高めてくれます。

亀トンネル

流木のトンネル。
ここを、カメがくぐる姿を想像すると楽しくなります^^。

亀池3

側面から。
石積みはきれいなコバ積みではなく、少し崩してランダムに積んでいます。

尾根の後ろはお隣の庭ですが、有難いことにそちらも雑木の庭なので、庭が続いているように見えます。
右端の木は西日避けに植えた椿。英語で言うとカメリアです。
カメリアが見守る、亀の庭・・・^^。

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尾根の傾斜に植えた根曲がりのコナラとヤマモミジ。
どちらも、実生苗を自社の畑で育てたものですが、実際の山でも、こんなふうに生えています。
山の木を山にあるように植えてあげれば、冬囲いも剪定もほとんど要りません。
木を切り込んで人工的な形に作ろうとすると木が反発しますが、その木に合った場所にその木らしさを生かして植えてあげれば、人の手もそれほどかかりません、
まだ樹高1~2mですが、4,5mぐらいになればグンと雰囲気も増し、木陰も濃くなっていきます。
その時には今ある下枝も枯れ、林立する幹たちの上空に、広々と枝葉を広げていることでしょう。
そんな姿になるよう、見守っていきたいと思います。


来春、芝を張れば庭の雰囲気がさらに明るくなります。
家族が楽しむ庭の骨組づくり、ひとまず完成です。

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