大型七夕の姿形についての提案(地元紙投稿)

北羽20131222投稿 天空の形

本日付の北羽新報「読者のひろば」に拙文が掲載されました。
編集部の方が「街並み守る知恵絞れ」のタイトルを付けてくださっていますが、大型七夕の姿形について、現況の街並み景観に合わせたものに進化させられないかという提案です。

原文を下記にご紹介します。

---------------------------------------

大型七夕について、私は条件付きで賛成です。
今夏の運行では、道路事情で衰退した百年前の大灯籠をそのまま再現したことに違和感を持ちました。
それがために、貴重な緑を犠牲にしなければならなかった。
今ある景観を壊して進めるのではなく、その後の百年の歴史を尊重するやり方でなければ外部の評価は受けられない。今の街並みに合わせた姿形に進化させるべきです。

国道101号には道路標識と大きなケヤキ並木があり、それが運行支障となっています。
県の交付金を断念したということは、標識の可動化も先送りになるのでしょう。
木は成長し枝を伸ばします。
二基目はさらに大きくなるとのことで、このイベントが続けばまた大ケヤキを切ることになる。
そうした事態は絶対に避けなければならない。解決策として、姿形をスリムにすることはできませんか。

前後方から見れば細い縦長で、歩道側から見れば幅のある「かまぼこ」を切ったような形です。
高さを出したいのなら幅を薄くして、街路樹と標識の間を通せばいい。
できれば高さはケヤキの最上部の横枝より低くして、その下をくぐる形が望ましい。
大木には神が宿っています。
いくら「天空」でも、人間が神を超えることは許されないからです。

城郭にこだわらず、現代の形を創造してみるのもいい。
ロケットやバスケットボールの形にしたり、風の松原を描いてみるのもいいのでは。
制約は、新たな創造を生み出すヒントになる。
市議会で話題になった「泥縄」も、いい意味でとらえれば、柔軟な思考で臨機応変に対処するということ。
縄が無ければ他の方法を考えればいいのです。
知恵を絞り、いろんな工夫を試してください。

今後、全国でも祭りの山車などの巨大化は起こるかもしれません。
能代の取り組みを参考にする所も出てくるかもしれず、街並み景観に配慮するやり方は全国の模範となるでしょう。
この活気的なイベントを、内外に誇れるものにしてください。

能代市二ツ井町 福岡 徹

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この記事を書きながら、内外の芸術家に灯籠制作に参画してもらい、そうした創作灯籠の運行なら、能代のオリジナリティを活かせるのではないかと思いました。

DSCN4641.jpg

参考までに、昨日の地元紙一面に掲載された大型七夕の記事です。
先の市議会で大型七夕推進の予算が可決され、市が制作主体となって、二基目の制作を運行団体に発注、高さ23mの五所川原の立佞武多を超え、「日本一の冠がほしい」との関係者の声が掲載されています。
街並み景観への配慮などが全く感じられず、とても残念に思いました。

DSCN0346.jpg

枝切りが行われる前の、けやき公園前の姿です。

0 Comments

Post a comment