雪に強い、雪を受け流す庭の工夫

現場は今、落葉樹の剪定に回っています。
先日、地元紙に広告を出したところ、有り難いことに数件のご依頼をいただきました。
年明け後も回りますので、ご入用の方はどうぞお声がけください。

自分の庭は自分で管理するのが一番です。
作業しながらの剪定アドバイスなども行っていますので、この機会に剪定法をマスターしていただければと思います。
作業の仕分けをすることで、経費が掛からないようなご提案もしています。
剪定枝のかたずけや処分、作業のお手伝い等をしていだけると、その分、料金が安くなります。
一緒に作業すれば剪定法も覚えられますので、外仕事が大丈夫な方はお知らせください。


ということで、移動中、以前に作庭した庭も見て回っています。
うちでは雪囲いや剪定に手間の掛からないような庭の作り方をしたり、ご家族が管理を楽しまれるお宅が多いことから、そんな、植木屋要らずの庭がどうなっているか、時々見に寄らせていただいています。

石敷き階段1
石敷き階段2

2009年作庭のアプローチの庭。
冬期の除雪を考えて、植物を植えなかった庭です。
緑が無いと寂しい感じもしますが、雪害を受ける所に木を植えないことも樹木への優しさです。
5年経ち、石色が景色になってきました。

石張りアプローチ1
aikawa.jpg

山の木を植えた花壇の庭。
庭の木は、周囲の里山や裏庭の栗林と繋ぐために植えています。
冬場に枯れる草花や背丈の低い植物は、雪が乗っても大丈夫。
こうした庭も、雪に強い庭です。

山の木の庭

こちらは、土地に自生する山の木を植えた庭。
山の木ばかりなので、囲いは全く不要。
自然の植生を採り入れた、雪を受け流す庭です。

DSCN2217.jpg

こちらは松の多い庭ですが、秋口に枝透かしを行い、雪が乗りにくい工夫をしています。
この赤松などは手入れに1日かかっていましたが、芽摘みや古葉引きをやめ、自然風の剪定に変えました。
今では剪定鋏1本で枝抜きし、時間も2時間程度でできています。


同じ秋田県内でも、海岸部と内陸部、街と山とでは雪の積もり様がかなり違います。
風の質や強さなども違うことから、庭をつくる時、土地の気候風土を考えるということはとても大切。
雪囲いは雪や寒風から庭の木を守る冬の養生ですが、雪や風から庭を守るのではなく、雪や風に逆らわない、受け流すような庭を考えています。
自然の圧力に対抗しようとすると無理が掛かり、それが管理費にも反映する。
管理にお金のかかる庭は家計の負担となり、次の世代への負担にもなります。
庭をつくる時、お金を掛けるべきところにはしっかりと掛け、できれば管理費が掛からないようにしてあげたい。

これからも、庭づくりの中で、樹木の手入れの中で、そうした提案をしていきたいと思っています。

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