落葉樹の冬季剪定2(サクラの天狗巣病枝除去と枝透かし)

雪が降ったりやんだりの日が続きます。
そんな中ですが、桜の剪定を行なってきました。

サクラ1

民家の庭にある大きなソメイヨシノ。
樹高、枝張りとも10m以上あります。
今回は天狗巣病枝の除去と、枝下の樹木に日が入るように、多少の枝透かしを行いました。

さくら2

2連梯子でも届かず、さらにその上にもう一つのはしごを掛けて登っています。

sakura 4

剪定後です。
枯枝や切り残した枝も外したので、幹や線がすっきりと見えてきました。

sakura5.jpgsakura6_20131225183829627.jpg

庭にはモミジやカキの木もありましたが、そうした木の切り残しも外しました。

DSCN4719.jpg sakura7.jpg 

切り残された枝は、このような角度で切り直し、殺菌剤を塗ります。
これは、切り口が目立たないように、市販の殺菌剤に墨汁を混ぜたものです。

カルスが均等に巻く sakura8.jpg

適正な切り方をしてあげると、切り口からカルス(癒傷組織)が巻いてきて、やがてふさがります。
適正な位置や角度がどこなのかの判断は樹種や個体差があるため難しいものもありますが、その後、うまくカルスが巻いてこれていない時は、このように後から直し、切り口の再生を助けてあげます。

DSCN4300.jpg

そのままにしておくと、このように内部まで腐りが入ってきます。


木は不要な枝を自分で枯らしますが、木が自分で枝を枯らす時は、時間を掛けて、腐りが入らないような準備をします。
しかし、剪定は突然行われるため、木が事前に準備をする時間が無い。
それが活動期であればあるほど、木はダメージを受けます。
落葉樹を木が休んでいる冬場に剪定し、適正な位置で剪定してあげるのは、こうしたことを回避するためです。

『桜切るバカ』と言われるようにサクラの木は腐りの入りやすい木で、剪定を嫌います。
剪定を嫌う木を剪定するのは矛盾していますが、制限のある所に植えられている場合や、他の木と共生させなければならない時、木が大きくて病害枝の剪定がしにくくなった時などは、剪定が必要になります。

サクラを腐らせないように剪定することができれば、どんな木でも剪定できるようになります。
そのためにも、適正な剪定時期や位置を知っておくということが大切になります。

※過去にご紹介した桜の剪定記事もご参照ください。
桜の透かし剪定 桜の冬季剪定

落葉樹の冬季剪定は、2月ごろまで行っています。
剪定や剪定指導をご希望の方は、お気軽にお声がけください。
詳細はこちらです。

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