街路樹礼賛その2(庭214号)「探してみよう街路樹の魅力」詳細写真

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1月1日発売の庭誌214号の連載「街路樹礼賛その2」「探してみよう街路樹の魅力」に掲載されている記事と写真について、こちらであらためてご紹介したいと思います。

江戸川区葛西 (2)

「ケヤキで繋がる景色」の見出しにある文の説明写真として、上部に「写真4 街並みの景観を繋ぐ、ケヤキの街路樹と施設のケヤキ」とありますが、こちらがその拡大写真となります。

江戸川区葛西

側面から見た所です。
信号標識にあるように、江戸川区南葛西周辺の緑の景観ですが、街路樹と公共施設の両方にケヤキが植えられており、管理者の違う敷地の緑が一つの樹林を形成しているように見えます。
同じ樹種や雰囲気の似た樹木を連続させると景観に繋がりが出てきますが、同じ自治体が管理する樹木でも、管理課が違うと別々のやり方になることが多いもの。
江戸川区は庁内に緑の統一指針があることから、連携の取れた植栽計画や管理が行われていることを、この景観が示しています。
どこにでもあるような何気ない風景ですが、素晴らしくレベルの高い意識を感じます。

江戸川区葛西 (3)

上写真のUPですが、街路樹と施設のケヤキが枝を伸ばし合い、緑のトンネルを作っています。
信号の支障にならないように下枝を払い、標識の上方に枝を張らせていることにも注目してください。
多くの自治体で見かけることの一つに、木の生長を考えないままに信号の隣に街路樹を植え、視界不良を起こしてブツ切りされたり伐採されたりということが起こっています。
信号近くには木を植えない方がいいのですが、信号と共生させる方法として、この江戸川区の対処法はとても参考になります。

江戸川区葛西 (4)

反対側から見た所です。
街路樹のケヤキが、道路上に大きく枝を伸ばしているのがわかります。
枝を広げることで潤いある緑の景観を作り、街にさわやかな木陰を創り出しています。

江戸川区葛西 (5)

この交差点から続くケヤキ並木です。
街路樹は日傘や雨傘の役目もしますが、こちらの歩道には、所々に下枝の高いモチノキが植えられており、歩行者は、ケヤキとモチノキの二段の傘から守られています。
車道に掛かる緑陰も素晴らしいですね。


当たり前にあるような何気ない街路樹の空間にも、市民が快適に暮らせるような様々な知恵と工夫が隠れています。
快適な緑の景観は、緑に対する高い意識と専門知識があるからこそ計画でき、それを維持管理できる。
江戸川区の街並みからは、学べることがたくさんあります。

ということで、連載記事の写真について、あらためて説明させていただきました。
次号では、狭い街路で樹木を共生させるための知恵と工夫などを紹介する予定です。

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