杜の木漏れ日

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生垣の補修

現場は今、落葉樹の剪定を主に回っていますが、併せて、竹垣の交換や生垣の補修も行っています。
雪のある時期の庭仕事ははかどらないと思われがちですが、竹は冬に切り出すと丈夫で長持ちすることから、この時期の交換をお勧めしています。

生垣施工前 (2)

ということで、傷んだ生垣を修復します。
既存のやり方に習い、縦横に竹を組むやり方で行いますが、長持ちするように、強度を高める工夫をしていきます。

竹林

竹は、自社所有の竹林から切り出して使います。

生垣完成 (2)

完成です。
高さ60㎝の6間ほどの竹組ですが、解体から作製まで、一人で2日ほどでできました。

生垣完成2

この生垣はアプローチ脇にあるため、自然積雪に加えて、除雪の圧力もかかります。
強度のあるつくりにしなければ一冬持たないかもしれず、今回は、立子に肉の厚い孟宗竹を使い、一段だった胴縁も3段にしました。

生垣完成3

上から見た所です。
雪でつぶれてばらけていた枝を多少整理し、竹で挟んだ中に入れています。
生垣の竹組は、竹垣というよりは樹木を支える支柱です。
支柱は風倒防止で付けるものですが、雪国では、雪が乗って枝が開かないように、雪の養生としての役目もあります。
板や竹などで両側から挟む雪囲いもありますが、こうした生垣は、一年通して外さない雪囲いであるともいえます。

これからまだまだ雪は積もりますが、これで一安心。
除雪で傷む心配も軽くなりました。


実用的な支柱ですが、白い雪の中に浮かぶ青い竹は、とても風情があります。
冬場は植木屋も庭に入る機会が減りますが、竹仕事のおかげで、この情緒を感じることができました。
「白砂青松」の街・能代で、「白雪青竹」を見た。
そんな機会をいただいたお施主さんに、心から感謝です。

寒椿
雪の中で咲く、寒椿の花

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