杜の木漏れ日

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火から街を守った大木~大火で焼け残った木々1

今日はお天気も穏やかだったので、けやき公園まで出かけてきました。

けやき公園大火跡

駐車場から園内を見たところです。
この公園は移転したお寺(西光寺)跡ですが、昭和24年の能代大火の際、お寺の木の前で火が止まったと言われています。
それがどの辺りなのか明記されているものはありませんが、この駐車場に面した木々を見ると、幹の皮がはげていたり割れていたりと、一様に傷んでいることがわかります。
園内の他の木に比べて若い下枝が多いことにも気づきますが、これは、火災でダメージを受け、枝葉も少なくなった木が、樹勢を回復しようと出した枝ではないでしょうか。

けやき公園 大火跡

この木のUPです。
空洞化した部分の内部が、焼け焦げたような色をしています。
この木々は北側を向いて立っていますが、火は北のほうからやってきて、この木たちが火を防いでくれたのかもしれません。

けやき公園大火跡3

上の木の隣にある木です。
同じように、北側の幹が傷んでいます。
幹の空洞化が進めば、木は自分の体を支える体幹の強度が弱まり、風や雪などの強い外圧が掛かった時などに折れてしまうこともあるでしょう。
写真から、空洞化した部分の両側が厚く膨らんいるのがわかるかと思いますが、これは、木が倒れまいと、自分で幹を太らせて強度を高め、元の状態に戻ろうと必死に頑張っているところです。

DSCN5303.jpg

この木々の頭上には電線がありますが、写真の赤線部分は、一昨年の夏、電線支障により、途中からブツ切りされた枝です。
これについては、昨冬、市の担当課に指摘し、葉の無い時期に切り直すようお願いしたのですが、いまだに行われていないようでした。

けやき公園駐車場

昨年の夏の写真です。
左側が市庁舎で、奥に見えるのが議事堂。
議事堂は能代大火復興のシンボルとのことですが、近年、老朽化で解体が決まった後、能代のシンボルを壊すなとの反対運動が起こり、保存が確定しました。
大火復興のシンボルとして、この木たちが火から街を守ってくれたこともどこかに記し、後世に伝えていけないものかと思います。


大切にしなければならないものが、すぐそばにあります。
命がけで街を守ってくれた木たちのことを、今度は私たちが守ってあげる番です。

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