杜の木漏れ日

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能代公園の大ケヤキ

昨日は、移動の途中に能代公園に寄ってみました。
公園の前は時々通りますが、中に入ったのは5年ぶりぐらいでしょうか。

能代公園けやき1

公園は小高い丘になっていますが、階段を登っていくと、大きなケヤキたちが迎えてくれます。

能代公園ケヤキ3

ケヤキの多くは北向きの斜面に生えていますが、どれも直径1mを超す大木ばかりです。
能代公園は明治期に造園されたとのこと、この辺りにはお寺があったそうなので、お寺のケヤキを活かして造営したのでしょう。

能代公園ケヤキ2

この木は、直径2m以上あります。
低い位置から枝分かれしていますが、小さな木を寄せて植えたような感じに見えます。

能代公園大ケヤキ2

道なりに進んでいくと句碑があり、その隣に、これまで見たこともないような巨大なケヤキがありました。
噂では聞いていたのですが、本当に大きい。

能代公園大ケヤキ

途中から、幹が6本に分かれています。

能代公園 ケヤキの巨樹

斜面の下の方から見てみます。
この幹周りの太さ。直径4mはあるでしょう。
調べてみると、2000年の環境省の巨樹調査では、「幹周1395cm 主幹521cm 樹高25m 」とありました。(参照 環境省巨樹巨木林データベース

このデータベースを見てみると、ケヤキ部門では、「幹周」で最大のものは大館市の「 出川のケヤキ」で「 1709cm(主幹は771cm)、この能代公園の大ケヤキは 全国で6番目となっています。
日本最大のケヤキといわれている「東根の大ケヤキ(山形県東根市 国天然記念物 樹齢1000年以上)」は、「幹周 1560cm 主幹 1560cm」ですが、樹木の大きさをランク付けする際には、幹周ではなく主幹のサイズを使用するとのことです。 (参照)

能代公園 ケヤキ 1本木

能代公園の丘に生えるケヤキで幹が1本になっているものを見ると、幹周は3~4mほどです。
このぐらいの太さだと樹齢200~300年だと思いますが、能代公園には大小の幹が癒着したような木が多いことから、大ケヤキも寄せて植えられたもので、樹齢も300年ぐらいなのかもしれません。

ちなみに、樹齢1000年と言われる藤里町の「水神様の大欅」は「幹周810cm 主幹810cm」。
東根の大ケヤキは2本の木が合体したものと言われ、1本の幹では、大阪の「野間のケヤキ」が最大のようです。


巨樹の計測は地上1.3mの高さで行うそうですが、この高さで枝分かれしている物は「株立ち」という扱いになるそうです。
参考 巨樹の計測法
ということは、この能代公園の大ケヤキは、ケヤキの株立ち部門で県内二番目、全国で6番目ということになります。
これほど特異な巨樹ですが、特に看板があるわけでもなく、私が今回初めて見たように、多くの市民はその存在を知らないようです。
能代公園は桜やツツジの名所ですが、ここには、公園が造営される前からの大きなケヤキがたくさんあります。
知る人ぞ知るこのケヤキの森を、もっとPRして行ければと思いました。

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