日吉神社の大木たち~大火で焼け残った木々2

大火記事

この間の地元紙に、防火訓練の記事がありました。
昭和24年2月20日に起こった第一次能代大火から、今年で65年となるそうです。
うちの母親も日吉町の生まれですが、中学生の頃に被災し、日吉神社まで逃げたという話をよくします。
実家は全焼し、辺り一面が焼け野原になった中、祖父が自力で建てたバラックでしばらく暮らしたとのこと。
そんな話を、今でも昨日のことのように話します。
65年経った今でも、それだけ強烈な思い出として、脳裏に焼き付いているのでしょう。

日吉神社

この時の火災では社殿なども焼けたそうですが、境内には焼け残った木があると聞き、大火があった今日、見に行って見ました。

日吉 トチ1
トチノキ看板
 
社殿の手前に、「能代の古木名木」に選ばれる、大きなトチの木がありました。
幹の左側に割れが入っているように見えますが、これが、大火で受けた傷でしょう。

日吉とち2

回り込んで見ると、やはり、内部が黒こげになっています。
同じように被災したけやき公園の木々は北側が傷んでいましたが、このトチの木は東側が傷んでいました。
そして、この木も、けやき公園の木と同様に、下枝がたくさん出ています。
これも、枝葉の多くを焼失したことから、樹勢を回復させようと出したものかもしれません。

日吉ケヤキ

この木から少し行くとケヤキがあり、この木もまた幹が縦列し、内部が焦げています。

日吉ケヤキ2

境内を巡ると、もう1本、傷のある大きなケヤキを見つけました。

日吉ケヤキ2-1

この木もまた、幹が割れ、中が焼け焦げています。
これだけ大きな神社なので、中には焼けてしまった木もあったでしょう。
いろいろ見てみましたが、火事で生き残った木は、どうやらこの3本のようです。

日吉 能代の古木名木ケヤキ 日吉ケヤキ看板

境内には大きなケヤキの木がたくさんありますが、この木は「能代の古木・名木」に選ばれていました。

日吉 つかみ植え?

このケヤキは根元から幹が二股に分かれていますが、もしかしたらこれも、能代公園のケヤキのように、つかみ植えしたものかもしれませんね。

日吉ケヤキ切株

これは、神社の入り口前にある大きな切株。
ケヤキのようですが、直径で3m近くある、とても大きなものです。
直幹のようなので、もしかしたら、この木が生きていれば、能代で一番大きなケヤキだったのかもしれません。
樹齢がどのぐらいなのか、年輪を測ってみたいと思いました。

日吉ぷらた

この神社には、子どもの七五三や初詣などでも来ていますが、今回気付いたのが、プラタナスの木が多いということです(左側の木)。
神社やお寺ではあまり見る機会が少ない木なので、これは驚きました。
きっと、何か由来のある木なのでしょう。
いつか、お聞きしてみたいと思います。

日吉 狛犬

入り口前に立つ狛犬さん。
台座に「大正」と記されていますが、木と共に、この神社を守ってきたのでしょう。

大火に合わせ、けやき公園と日吉神社の木を見てきましたが、火災から生き残こり、自らの力で再生してきた木を見ると、本当にありがたい気持ちになります。
大木は、その存在自体がご神木です。
ずっと、大切にしていきたいものです。


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