「自然の学校 小友沼に学ぶ」(能代風の松原プロジェクト講演会聴講)

2月23日、市文化会館で行われた「自然の学校 小友沼に学ぶ~絶滅の縁からよみがえる雁、私たちの活動」を聴講してきました。
この講演は能代風の松原プロジェクトさんが主催する市民向けの学習会ですが、前回は私が講師をさせていただいています。
今回の講師は、「おとも自然の会」の畠山正治氏。
会の皆さんは、小友沼にやってくる渡り鳥の調査研究をされたり、市民や小学校向けの自然観察会を開くなどして、小友沼の貴重さを啓蒙したり、保全活動ををされているとのこと。
カムチャッカなどから日本に飛来する雁などは、小友沼を中継し、そこから全国各地に飛んで行くのだそうで、渡り鳥にとってはなくてはならない貴重は場所なのだそうです。
ではなぜ中継地として小友沼が選ばれているかというと、外敵から身を守りやすい立地と、小友沼は農業用の溜め池であることから眼前に田んぼが広がり、餌に事欠かないことなどの条件が揃っているのだそうです。

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写真は、畠山さんがオニビシという木の実を紹介しているところですが、これは、観察会に来た小学生が見つけたそうです。
オニビシは秋田県内には無いとされていることから、研究機関に問い合わせてみたところ、やはりこの実はオニビシで、飛来した渡り鳥の身体に付いてきたものだとのこと。
畠山さんは「子供の観察眼は素晴らしい!」と言われていましたが、こうした小学生の発見を繋げ、さらに発展させていく研究心を素晴らしく思いました。

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雁は環境変化などにより絶滅寸前までいったそうですが、会の皆さんはロシアとの交流を図る中、雁の生息地から卵を採取して繁殖させることなどにも取り組み、その結果、格段に沼への飛来数が増えたとのこと。
数十年に渡り、渡り鳥の飛来数を計測、データ化してきたことと併せて、沼や渡り鳥を守ろうとされる熱意と研究心に、心から敬服しました。

小友沼

写真は、当日配布いただいたポストカードです。
朝方、早出で秋田市まで向かう時など、右手に小友沼が見え、飛び立つ鳥たちを何度か目にしたことがありますが、今度はぜひ、間近で見てみたいものです。

貴重なお話を、どうもありがとうございました。

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