おんぶ岩

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おんぶ石2

奥入瀬渓谷で見た石です。
どちらも、大きな石の背に、小さな石が乗っています。
我が子を背負う父のようでもあり、母のようでもあり、孫をあやすおばあさんのようでもあり、なんだか、ホッとするような光景です。

実はこの2枚の写真、撮影時期も場所も違うのに、無意識に、同じような姿の石を撮っていました。
どのあたりで撮ったものなのかも覚えていなければ、撮っていたことすら忘れていたのですが、こうして、何気なく撮った写真を見ると、自分の石を見る目や、景色の好みがわかる気がします。

石組は、流れてきた石が止まったように、不足を補うように、と教えてもらいましたが、自然界には、こんなふうにして止まった石もあります。
不足を補い合っているわけでもなく、大きな石が、全力で小さな石を守っているような印象。
「流れてきた石が止まったように」とは、それが安定した姿であることをいうのですが、小さな石にも苔や草が生えている所を見ると、こうした状態がかなり続き、これで安定しているのでしょう。

庭の中の石組ではあまり目にしないものですが、庭石然とした石組の姿より、私はこちらの方に心惹かれてしまいます。
石なのに、人のようで、家族の愛情や優しさが感じられるからなのかもしれません。

この二つの石に、「おんぶ岩」と名付けました。
今度は意識して、逢いに行って見ましょう。



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