杜の木漏れ日

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春を呼び込む

今冬は雪が少なくて、2月末頃から雪が融け出しました。
これは早く始動できると期待していましたが、その後、また冬に逆戻り。
昨日も5㎝ほど積もりました。

ということで、待っていてもなかなか春がやってこないため、こちらから春を呼び込むことにしました。

始動2

春を呼び込むために、雪のかき出し。
中から、石組が顔を出しました。

始動3 

重機が入れないので、チェーンブロックで石を移動します。
雪の下に埋もれていた石はさらに土の中にも埋まっていて、掘り出すと、けっこうな厚さがありました。
石の一番いい顔を出すために、しっかりと組まれていたことがわかります。

それにしても、写真を見てあらためて思うのですが、この土の色には感動です。
この土の感触を、何か月待ったことか。
雪の下に土があるのは当たり前ですが、この当たり前がとても嬉しい。

始動6

一石落ち着きました。
石の高さは同じぐらいですが(これでも半分埋まっています)、今回はこれまで裏側を向いていた部分を表にしています。
この石組のためにこの石が選ばれて来たことを思うと、とても申し訳ない思いもします。
でもこの石組は、あの空間やあの広さで、木々に囲まれていたからあの形で活きていた。
今回は庭の縮小に伴う改造なので、新たな気持ちで組み直します。

始動5
始動7

周りの木々も移植して、こんな感じになりました。
適度な間隔を持って組まれていた石ですが、空間の制限もあり、今回は石をかみ合わせるようにくっつけています。
石の位置もかなり前に寄ったため、圧迫感を感じさせないように低く組み、石の隙間から木が生えてきたように植えました。
石組なのに石を隠すような木の植え方ですが、これも、石の存在感を弱めるため。
山に露頭する、低く崩れた岩から木々が生えてきたような、そんな、野趣的な雰囲気を出せればと思いました。


木々の移植は、あまり根を寒さにあてたくないので、零下にならない日を待っていました。
4月も半ばになれば、落葉樹も芽吹きを始めます。
葉を落とす木の移植は、その前が適期。
庭の木の移植や畑の木の根回しも、この限られた期間に集中して行います。
これから、そうした仕事が続きます。

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