杜の木漏れ日

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春のお便りが届きました(『Letters』創刊)

春の陽気もつかの間、今朝はまた、雪景色の朝です。
暴風雪警報も発令されて、やむなく現場もストップ。
そんな中、暖かな春のお便りが届きました。

レターズ

『Letters』。
暖色系の表紙に描かれた葉っぱが、とても印象的な本です。
送り状には、「大切な人に送る手紙のように心を込めて」とありますが、この『手紙』をつくられたのは、さいたま市の大武美緒子さん。

「子どもとの暮らしから 身近な自然とつながる たのしむ」をコンセプトに、何気ない日常を見つめ直したり、もっと自分の住む街が好きになる入り口になればとの思いが、この『Letters』に綴られています。


3月20日に創刊されたばかりのこの本、第一号の特集は「木と暮らす 木と育つ」。
大武さんが訪れた、さいたま市内の施設や幼稚園、街のケーキ屋さん、緑を取り入れた住まいで暮らすご家族などへの取材を通し、四季をともに過ごす木が子どもや家族の暮らしに何をもたらしてくれているのかを伝えています。

この中には、昨秋にお会いしてきた、さいたま市のオーガニックスタジオさん(紹介記事)の記事もあり、あらためて三牧さんの考えを読みました。
「庭の緑が外につながって街並みをつくる家」、そんな家や庭が秋田にも増えていけるよう、私も頑張りたいと思いました。

本の後半には、「さいたま市&江戸川区街路樹レポート」として、「あたりまえの風景をともにつくる」という記事もあります。
街路樹がブツ切りされることの多いさいたま市と、街路樹の先進地である江戸川区の双方に取材、ブツ切りされる側にはどんな問題があり、良好に維持されている自治体ではどんな取り組みが行われているのか、とてもわかりやすく紹介されています。
「江戸川区も20年前まではブツ切りだった。行政と住民の意識が変われば、他地域でも必ず(改善)できる」という江戸川区の方の言葉は、改善を目指す全国の自治体にとって、大きな勇気になることでしょう。

記事の中で、地元行政が改善へと意欲を示していることは、この取材の大きな成果ではないかと思います。
取材によって行政の意識が変わり、本が街を変えていく。
そうしたことに、大きな感動を覚えました。
意識ある市民やメディアがいる所は必ず変わる。
さいたま市の街路樹が木の姿を取り戻す日も、きっと近いことでしょう。


この本に出てくる人は、大人も子どももみな、とてもいい顔をしています。
緑のある暮らしは笑顔をつくり、人の心を豊かにする。
そんな思いが込められたこの本、さいたま市の方々ばかりではなく、全国のおとうさんおかあさん、そして、緑に携わる植木屋さんに、ぜひ読んでいただきたいと思っています。

購入は、ネットで申込できるそうです。詳しくは、『Letters』HPまで。



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