杜の木漏れ日

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四つ目垣の交換(取り外し式)

先週は、古くなった四つ目垣を交換するため、置き場で下ごしらえをしていました。

IMGP5196.jpg

四つ目垣は通常、長い距離を仕切る時など、写真のように連続させて作りますが、今回は冬期に取り外せるよう、1間ごとに作ります。

四ツ目交換 (6)

試作です。
前回の物は全て竹でつくり、10年近く持ちましたが、全てが竹だと、持ち運ぶ時にゆるみやすいという欠点があります。
今回は少し改良を加え、胴縁を竹ではなく太細のわかる梢丸太に変え、肉厚の孟宗竹を半割にして取り付けてみました。
けっこう頑丈なので、持ち上げてもガタがありません。

四ツ目交換 (5)

無事、試作がOKとなり、6間分を作製、現場まで運びます。
こうして見ると、竹を半割にしているのがわかると思います。

四ツ目交換 (4)

取り付け完了。
表側が半割、裏側が丸の四ツ目垣です。
立て子に太細があるので、メリハリが付きます。
半割を使うのは、丸いものと丸いものを付けると、結束しても滑ってゆるみますが、裏面が平らな半割を使うことで、胴縁との付きが安定し、ガタが少なくなるという寸法です。
いろいろ思考錯誤して、この形に落ち着きましたが、畑の孟宗竹を使ったので、コストを抑えることもできました。

四ツ目交換

四ツ目交換 (2)

全体を通して見ます。
今は、胴縁(丸太)と立子(青竹)の色が違いますが、じきに竹の色が落ちると、同系色に落ち着きます。
胴縁の元と先の向きは通してそろえてあるので、それほど違和感もないと思いますが。

冬期に取り外すのは、落雪で傷まないようにするためですが、生け込んでいる柱だけを残しておきます。
写真ではわかりませんが、立子は縁石の上の乗せているため、通常よりも腐りにくいと思います。

雪国で竹垣を楽しむのに、取り外せるタイプは適しています。
耐久性と重量、コスト、自然な取り付けなど、さまざまな工夫が必要ですが、制約があるからこそ新たな形が生まれ、そこにしかないものができる。そんなふうに思っています。

さて今度は、何年もってくれるでしょう。
その時はまた、新たな工夫をしてみたいと思います。

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