杜の木漏れ日

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記念茶会

先週は、先月に完成した お茶室のお披露目茶会があり、若衆と二人、山形市まで出かけてきました。
茶室建築に携わった職人さんたちをお招きいただいての、とても有難いお茶会。
自分たちが手掛けた露地で席入りできるのは、庭屋冥利に尽きます。
感動の様子を、少しだけご紹介。

山形茶会 (1

露地口からの景色。

山形茶会 (2)

腰掛から見た内露地。
これから始まる茶事への期待が高まります。

山形茶会3

迎え付けの様子(後で再現いただいた写真です)。

山形茶会 (4

蹲踞の筧を青竹にあらためました。

山形茶会 (5

正客さんから、蹲踞を使っていただきます。

山形茶会 (6 )

自分で水穴を掘った蹲踞を使う若衆。
背中しか見えませんが、その胸中にはどんな思いが去来しているのでしょう^^。

山形茶会 (8

時は流れて、お点前終わってお軸の拝見。
「旦座喫茶(しゃざきっさ)」と書かれています。
軸は、その日の茶事のテーマを表すもの。
お施主さんの挨拶の中で、「形式にとらわれず、今日はただ、みなさんにゆっくりと寛いでいただきたくて、このお軸にしました。」という、ありがたいお言葉をいただきました。

山形茶会

お花。
初夏の趣が、とても涼しげです。
庭の花も落ち着いた頃だったので、席のお花がひときわ映えました。

山雀茶会

この日、お施主様から頂いた、手作りの印。
「笑庭来福」は、「笑う庭には福来る」という意味の私の造語です。
庭で笑みが生まれ、庭が微笑みを生む。
庭はそんな存在であり、そうした庭になることに全力を尽くしたい。
そんな私の思いを、お施主さんが形にしてくださいました。
本当に、ありがたいことです。

昔から、「施主が職人を育て、仕事が職人を育てる」とはよく言われることです。
こうした機会をいただけることが、職人にとっては宝。
一生忘れられない機会となりました。






Comments 2

紅の葉  

鈴ちゃんへ

鈴ちゃん、コメントありがとうございます。
露地を使っての茶会は久しぶりで、本当に、身が引き締まる思いでした。
お軸の「旦座喫茶」は、「まあ座ってお茶でもいかがでしょう」というような意味なのだそうです。秋田弁で言えば、「まんつ座ってお茶っこでも飲んでけれ」ですね。
私が目指すのは「がっこ茶っこ」のような雰囲気の庭ですが、適度な緊張感がある茶事の中でも、そうした気楽さやゆるやかな時の流れを感じていただけたらと思います。
素晴らしい体験をさせていただけたことに感謝です。

2014/06/20 (Fri) 06:03 | EDIT | REPLY |   

鈴ちゃん  

爽やかな風景

ありがとうございました。
身が引き締まるようです。
気持ちが洗われるようなお写真と記事でした。
㏠、㏠、大切に大切に心を込めて生きなければいけない、そう感じた記事でした。
『喫茶去』はありますが、紅の葉さんのこの掛け軸は初めてでした。貴重なお写真、記事、有難うございます。

2014/06/19 (Thu) 22:26 | EDIT | REPLY |   

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