杜の木漏れ日

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学問の森(秋田県美郷町 自然樹形のプラタナスの森)

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遠方からお客さまがあり、美郷町の「松杉並木」にご案内してきました。

140718_115214_20140718203023475.jpg(クリックで拡大できます)

この並木の由来や解説については、こちらの看板をご覧ください。

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この並木は小学校に面していますが、隣には中学校の跡地があり、奥の方にこのプラタナスが見えました。
「木」という字が2つ並ぶと「林」になりますが、仲良く寄り添うこの2本のプラタナスの姿は、そんなことを思わせてくれます。

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さらに奥に行くと、まだまだこのプラタナスは続いています。
木の大きさや枝ぶり、幹の太さや曲がりなど、プラタナスというよりはケヤキを思わせるような樹形。
プラタナスと言うと、真っ直ぐな幹に短い枝が付いた街路樹を思い浮かべる方も多いと思いますが、プラタナスは放任していればこのような樹形になります。

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人と比べてみるとその大きさがわかると思いますが、樹高にして20mはあるでしょうか。

人が手を掛けなければ、木は自分が伸びたいように伸びます。
1本であれば四方に広々と枝を伸ばし、周りにも木があれば、互いに競争しながら、または遠慮しながら枝を広げ、、樹林を形成していく。
1本木と樹林の木とでは同じ樹種でも木の形が違いますが、山でも街でも庭でも、生えた場所や植えられた場所の環境に適応した形になっていくことが、「自然樹形」ということ。

プラタナスは、明治時代に、街路樹文化とともにヨーロッパからやってきた木ですが、プラタナスが生えている山や野原では、こんな感じなのかなと、そんなことを思わせてくれる、みごとな光景です。

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一番太い木は、幹の直径が70~80㎝はあるでしょう。
樹齢にしたら、100年近く経っているかもしれません。
こんなに大きなプラタナスがこれほどたくさんある所は、初めて見ました。

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プラタナスは、「プラティス(広い)」が語源。
古代ギリシャの時代、プラトンが、アカディメイアにあるこの木の下で哲学の講義したことから「学問の木」とも呼ばれていますが、学校などにプラタナスが多いのは、そうした由来からくるものでしょう。
この辺りは、小学校や武道館、歴史資料館などが並ぶ、文化教養エリアを形成しています。
プラティスの名のごとく、大きく枝を広げる木たちがたくさんあるこの森は、まさに、「学問の森」と名づけたくなるほどの雰囲気を持つ所でした。




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