杜の木漏れ日

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制作展示「緑の輪(環)」in畠町新拠点(伐採木の利活用の提案)

緑の輪展示1

9月5日より、能代市「畠町新拠点」にて、制作展示「緑の輪(環)」を開催しております。
街路樹等、役目を終えた公共木の利活用を考える機会として、市内で伐採された街路樹の幹材を腰掛として加工、新たな形として再生させました。

緑の輪展示4

開催主旨を兼ねた、展示の説明です。

展示物

今回は、関連資料の展示も行っています。
加工の様子と、伐採木の活用例の紹介。

昨年、県道(畠町通り)の街路樹が伐採されましたが、その折、地元紙に「伐採される畠町の街路樹への一提案」という記事を投稿、その中で、伐採木を材として活かし、街なかで活用することはできないかとの提案を行っていました。
伐採木の活用については、平成24年1月と25年10月に、街路樹行政の先進地である江戸川区を視察、その際に、街路樹や公園等の緑のリサイクルの様子なども見学してきています。
江戸川区さんからは活用例の資料も提供いただいておりましたので、今回は、その資料をお披露目できる機会にもなりました。

反対側から

腰掛けは、中央の花を取り囲むように、車座に配しています。
プラタナスは、「学問の木」と呼ばれ、学校などに植えられる木です。
これは、古代ギリシャの哲学者であるプラトンが、自身が創設したアカデメイア(学校=アカデミー)にあるプラタナスの木の下で学生に講義をしたことが由来となっています。
そうした由来を元に、中央の花をプラトン、腰掛を学生たちに見立てた配置としています。

※フラワーアレンジメントは、「アトリエ リーフ」さん。

横浜

見学された方が、「私はこの腰掛が好き!」と言ってくださいました。
人に個性があるように、木にも個性があります。
腰掛けは、それぞれに味わいのある姿をしているので、自分好みの物を選んで座られる様子を見ていると、つくってよかったなあという感慨もひとしおです。

腰掛けの下には麻袋が敷いてありますが、そこには「YOKOHAMA」と記されています。
文明開化の地である横浜は、近代街路樹発祥の地として有名です。
日本で初めて、街路樹を伴う西洋式道路が建設されたのも、横浜(参照 横浜の代表的な街路樹と歴史 横浜市道路局)。
そうした街路樹の歴史を、この麻袋から想像することができます。
この麻布も、アトリエリーフさんによる発案です。

DSCN8376.jpg

ありがたいことに、本日、この展示の模様を地元紙が紹介してくださいました。
いい記事を書いていただき、ありがとうございます。

展示の様子は、畠町新拠点さんのブログでもご紹介いただいております。
こちらの方も、ぜひご覧ください。

植木屋がつくればこの程度ですが、ここに、木都能代の技術を活かせれば素晴らしい。
そんな機運が盛り上がることを願っての展示です。
能代市緑の基本計画の理念は、「緑の価値に気付き、守り、活かす」。
しかし実際は、守ることができず、やむなく伐採にいたることもある。
そうした木でも、緑の啓発に活かしていくことはできる。
生きている木にも、切られてしまった木にも慈しみの心を。
木の命を無駄にせず、緑を循環させていく。
それが、「環のまち 能代」、「気(木)遣いのまち 能代」の真骨頂になる。
伐採木の利活用、ぜひこれを、緑の基本計画の施策として取り入れていただきたい。
この展示には、そんな思いを込めています。

緑の輪展示2

展示期間は、11日まで。
開場時間は、午前8時 ~午後7時です。
みなさまのご来場を、心からお待ち申し上げております。

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