杜の木漏れ日

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キンモクセイの香りが運んでくれた本~「木の葉と木の実の美術館」群馬直美さん~

昨日いただいた東京からのお手紙に、「キンモクセイの香りに心潤う季節になりました」とありました。
キンモクセイは寒冷地では育ちにくく、当地では見かけることの少ない木ですが、先日、市内で偶然この香りと出会い、嬉しい思いをしたばかりです。

この間、この香りを嗅いだのはいつだっただろう。
そういえば、10年ほど前に、初めて永平寺さんに出かけた時、境内にいっぱい咲いていたなあ。
そのまた前はいつだったろうと記憶を辿ると、東京での修業時代までさかのぼります。

この時期に手入れに出かけると、たいていのお宅の庭にキンモクセイがあった。
永平寺さんは、全国各地からお坊さんが修業に訪れる所ですが、そこでこの花の香りと出会い、まだ見習いだった頃の自分を思い出したという。
なので、この間、キンモクセイと出会った時は、香りとともにお経も聞こえたような気がしました。

懐かしい歌を聴くとその頃の記憶がよみがえるように、花の香りにも、そんな力がある。
このお手紙をいただいて、そんなことを思いました。


ということで、このお手紙は、日本でただ一人の葉画家、群馬直美さんからのものでした。
群馬さんとの出会いは、数年前、書店で偶然手にした「街路樹葉っぱの詩」。
あまりの感動にお手紙を書き、翌年、首都圏の街路樹視察に出かけた際、個展会場までお礼を言いに行ったということがありました。
そこで出会ったのが、群馬さんが大好きだという、「植物には人を善導する力がある」という、牧野富太郎博士の言葉。
そしてまた感動。
能代の街路樹改善は苦難の道のりでしたが、こうした、自分を高めてくれる感動が次々と続いたことはとても幸せでした。
(詳しくは、群馬さんの前作を紹介したブログ記事、「言の葉葉っぱ暦」で)。

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ということで、今回のお手紙には、群馬さんの新刊、「木の葉と木の実の美術館」が添えられていました。
新たな本の誕生、本当におめでとうございます。
この本は、群馬さんの植物への思いが、歌のようにたくさん詰まった、絵と言葉の本です。
大切に読ませていただくとともに、皆さまにもご紹介いたします。

ということで、もう一つ朗報。
11月7日~9日に、東京は国分寺市にて、群馬さんの個展が開催されます。
詳細は、群馬さんのHP「木の葉の美術館」で。
ぜひ、お出かけください。

群馬さんが絵を描かれている様子は、こちらでご覧になれます。

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