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街の緑1(勉強及び視察)

緑のおすそ分けとお蔭さま

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DSCN8939.jpg

自宅駐車場に掛かるモミジが見頃を迎えました。
新緑に紅葉、夏の木蔭と、お隣のお庭から、緑のおすそ分けをいただいています。

ぶろぐ2

このモミジは、塀越しに、車上を覆うほどに枝を伸ばしてくれているので、夏場はとても助かります。
写真は、けやき公園隣接の駐車場ですが、夏場の木陰の下は本当に涼しい。
このケヤキと同じ効果を、このモミジからいただけているのです。
「借景」は、外の景色を自分の庭に借りることですが、景色ばかりではなく、緑の効果をそのままお借りできるという有り難さ。
庭をつくる時など、できるだけ、駐車場に木蔭を落とせるような木を植えることを提案していますが、それが、自分の家ではできません。
なので、このモミジは、お金を払ってでもお借りしたい効用。
剪定などの気遣いも無用にしていただいてるので、やさしいモミジの樹形を楽しむことができています。

以前、お客さまから、道路に掛かるモミジの剪定の相談を受けたことがありました。
下見したところ、大きな木の多い古い街並で、周りの家々も同じような状態だったため、街並みの景観保全と考えて、電線や車に当たる枝のみの剪定をお勧めしたことがあります。

建築限界 (1)(江戸川区のケヤキ並木)
建築限界 (2)(能代市二ツ井町のイチョウ並木)

写真は、街路樹の「建築限界」の説明用に作成した写真ですが、街路樹などは、電線や通行支障にならないように、歩道や車道に枝を伸ばさせています。
個人の庭の木でも、 街並み景観に貢献する樹木は、この建築限界の条件を満たせば、境界を越えて存在させることができるというような制度などがあれば、庭の木などもブツ切りしなくてすむようになります。
街路樹の無い所などでは、個人の庭の木が街路樹の代わりとなり、その木陰と緑の潤いを、市民に提供出来るようになるでしょう。
せっかくある個人の庭の木を、公共にも有効活用できれば素敵です。

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角館の武家屋敷などはそのようになっていますが、海外では、個人の庭の樹木などでも、街並みに必要な景観として保存する制度があると聞きます。
公の緑と個人の庭、個人の庭と個人の庭が、境界を越えて緑で繋がる。
街なかに緑の公園があるのではなく、緑豊かな公園の中に街がある。
緑のおすそ分けを「お蔭さま」と思えれば、お互いさまの意識が生まれます。
自分の庭に緑が無ければ、お隣の庭や街路樹が庭になる。
そんなイメージで緑のまちづくりができれば、街路樹などへの苦情も少なくなり、緑を公共財産と思う気持ちが育まれるかも知れません。

緑の恩恵に感謝できる心を育むには、緑の効用効果を知ってもらうこと。
それができるのが、私たち、緑に携わる植木屋ではないかと思っています。


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