杜の木漏れ日

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2年目の梅並木~枝抜きと徒長枝の調整

1全景
昨年12月に剪定した梅の木に、今年も手を入れさせていただきました。
20本ほどある梅の木ですが、実付きを良くするためには、日の光をまんべんなく受けられることが不可欠。
昨年は、樹高7~8mの木を枝抜きで5~6m程度まで下げ、内部に光が入るようにしました。

2剪定後

1本仕上げた姿です。
下記に、2年目に行ったポイントを紹介していきます。

3枝抜き前

枝が混み合うと、光を求めて曲がりくねる枝が出てきますが、そうした枝が素直に外側に伸びる枝にかぶさり、採光不良を起こすことがあります。

4枝抜き後

一度に枝を切り過ぎると樹勢が落ちるので、昨年残したそうした枝を、付け根から外していきます。

5立ち上がりの枝抜き

昨年は、同様の理由で、幹から立ち上がった枝を途中で止め、枝数を確保していましたが、他の枝が充実してきた木は、こうした枝を幹元から抜いていきました。

7カルス

昨年切った枝の切り口にカルス(癒傷組織)が輪状に巻いてきています。
ほとんど均等に巻いているので、成功です(下部の剪定痕は、上部の枝に障るために剪定したものです)。

6カルス

今年も、早くカルスが再生するするように、切り口の角度には十分留意します。

8徒長剪定前

昨年は、全体の1/3~1/4程度の枝を剪定しましたが、このぐらいの剪定でも、徒長枝が出ます。
赤く見える枝が、昨年の剪定後に出た徒長枝。
こうした徒長枝は、剪定によって枝葉が少なくなったことから、不足する養分を確保するために木が出す枝です。
1年目は、樹高を下げることや採光改善のために大きく枝を抜いたので、けっこうな徒長が出てしまいました。

9徒長剪定後

ただ、このまま放任すると、上部の良い枝に障ったり、曲がりくねる枝になる恐れがあることから、方向の良い枝を残して、枝数の調整をします。

10徒長残し

5本出ていたら3本ぐらいに数を減らし、その代わり、残した枝は切り詰めずにおきます。

11下枝

樹高を下げる枝抜きをした代わり、昨年は下枝にはほとんど手を付けませんでした。
手を付けなければ徒長枝も出ないので、下枝は昨年同様の姿をしています。
すべての枝を切り詰めるのではなく、残すべき枝は残し、必要な部分だけに手を入れていきます。

12剪定後

剪定する際、一番先に手を付ける所が、下部の徒長枝。
今回は、お施主さんがそうした枝の剪定や枝片づけを手伝ってくださり、とても助かりました。
昨年のような大きな枝抜きは行っていないため、1日3本しかできなかった手入れが、今年は倍の本数を行うことができました。
一緒に作業いただく中で、木の状態に応じた手の入れ方のご説明もできたので、もう少し樹高が下がり、木の状態が落ち着けば、そのうちお施主さん一人でも出来るようになるでしょう。
自分の庭や畑の木を自分で管理することができるのが理想。
そうなるための、お手伝いをしていきたいと思います。

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