杜の木漏れ日

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一枝を守る思い(弘前公園のお堀の桜)

hirosaki hikobae(1)

昨日訪れた弘前公園。
いつものように、お堀の桜並木を歩く。

hirosaki hikobae(2)

ん、なんだろう、これ。

hirosaki hikobae(3)

歩道側から出たヒコバエが、縄で幹の方に寄せられている。
一見、歩行者の支障を考えた配慮に見えるけれど、もちろんそれもあるだろうけれど、逆に言えば、せっかく出た新芽が傷まないような配慮。

通常は、切られてしまうヒコバエ。
それを残すのが弘前方式。
この枝が成長して大きくなれば、老幹と交代させて、木の若返りを図ることができる。
ヒコバエや幹吹き枝は、そのための予備軍。

hirosaki hikobae(4)

お盆に出かけた時に見た、園内のソメイヨイノ。
今冬に、枝の交代が行われた模様。
この木の枝の残し方を見ると、なぜ、ヒコバエを残すのかがわかる。

小さな一枝に心を配る優しさと、木に生きようとする力がある限り、生かそうとする思い。

常に園内の樹木を点検観察していなければ、こうしたことはできない。
幹に巻かれた細い縄に、桜への思いと優しさが込められています。

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