杜の木漏れ日

ARTICLE PAGE

先進地の技術を地元に活かす

一昨日は町内会作業の日。
今年も公園整備の班に配属いただき、桜の手入れを行いました。

1

2

3_20150908201536272.jpg

4_20150908201536cb5.jpg

ソメイヨシノにはテングス病が付き物。
若者が少なく高齢化の進む集落で、背の高い木の上部に付く病害枝の除去は年々難しくなる。
管理できなければ、木は荒れます。
でも、せっかく植えた木はいい状態に保ち、毎年の花を楽しみたい。
そんなことから、樹高を低く維持する「弘前方式」をお手本として、数年かけて樹高を下げ、樹高を5m、枝張りを8mほどに維持しています。

5_2015090820153848f.jpg

6_201509082017062ef.jpg

7_201509082017075cc.jpg

よく、木と木の間隔が近い所など、隣り合う木の枝同士が接触する所でブツ切りしている例を見かけますが、弘前では、片側の枝を枝抜きし、交互に枝を交差させて伸ばすやり方をしています。
左右から伸びる枝を自然な姿で何層にも重ならせることで、やわらかな樹形を維持しつつ枝数を確保、開花時のボリュームを出す方法ですが、そうしたやり方も採り入れています。

8_2015090820170923b.jpg
9_201509082017102f2.jpg
10_2015090820171279c.jpg

もちろん、腐りの入りやすい桜の木を腐朽から守り、傷口を早期再生させる切り方(CODIT理論)なども採用。
数年前に剪定した切り口も、徐々にふさがってきています。

11_2015090820184705f.jpg

12_20150908201849d4d.jpg

13_201509082018509f5.jpg

14_20150908201852b8a.jpg

15_20150908201853369.jpg

桜の木は公園外周に植えられていますが、道路に接している部分は街路樹の役目も併せ持ちます。
街路樹の役目を持つということは、道路や隣地への越境、電線支障等、街路樹同様の空間制限も受けるということ。
そうしたことへの対処として行っているのが、「支障の出る側の枝を短く、空間のある方に枝を伸ばす」という、江戸川区の街路樹指針にある『片枝樹形』スタイルです。
片側のみを重点的に剪定するこのやり方は一度に切る量を抑えられるため、樹木に必要な養分生成量を確保でき、同時に、十分な木陰の量を保つこともできる。

ということで、これまで先進地から学んだ公園や街路樹の管理方法を、地域の公園に活かさせていただいています。
学んだことを地元に還元するのが、教えていただいたことへの恩返し。
これからもいい状態に保てるよう、頑張っていきたいと思います。

Comments 0

Leave a reply